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黒子とギアスがメインかな?

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子供の勝利【前編】

☆これは30万HITの部屋にある「子供の特権」の続きになります。
前編は、ほんのりギャグで、後編は普通にギャグです。
別名、「ゼロレクイエム失敗」話です。




子供の勝利【前編】




 ネットから流れる映像。
 それは、悪逆皇帝ルルーシュの姿。
「嘘だ」
「そうだよ」
「そうに決まっている」
 その映像を見ながら、涙ぐんでいるのは子供達だ。
 大人達からはテレビを見るなと強要されており、コッソリと自作パソコンをネットに繋いで見ていたのだ。
「お姉さん」
 映像の中の綺麗な顔は、間違えなくゼロ先生のもの。
 大人達が悪しき言いような存在ではない。
「大人達は嘘つきだ」
「そうだよね」
「僕達が子供だから除け者にして」
 子供には関係ないと突っぱねる大人達。
 自分達を正しく理解してくれたのは、ゼロ先生だけだった。
 だが、そのゼロ先生は死んだという。
 なら、目の前の映像の人は誰だというのだ。
 自分達だけはゼロ先生の素顔を知っていた。
 ルルーシュ皇帝がゼロだと知っている。
「守るって、約束したのに」
「「「「「僕も」」」」」
「「「「「私だって」」」」」
 皆、ゼロ先生を守ると誓っていたのだ。
 なのに、守れなかった。
「大人達は嘘つきだから、僕達だけで先生を守るんだ」
「「「「「「「「うん」」」」」」」」
 どんな困難だろうと、力を一つにして立ち向かえば叶う。
 それはゼロが子供達に教えた事。


 子供という事で行動は制限されているものの、精一杯頑張った。
 ゼロの英才教育の賜物か、コンピュータ関係に強く、ブリタニアのメインコンピュータにすらハッキングしてしまう子もいる。
「分かったよ」
 そのせいで、ルルーシュの行動は逐一、子供達に筒抜けだったりする。
「それで?」
 急激な世界の変動に追われている大人達。
 そんな大人達の目を盗んでも行動は楽だった。
「今度、日本に帰ってくるよ」
 ゼロがブリタニア人だろうと関係ない。誰よりも大切な先生なのだから。
「じゃあ決行は、その時だね」
 何よりも日本を大切にしてくれた人。
 もし、間違った行動を起こすのなら日本だろう。
「止めなくちゃ」
「当たり前よ」
「僕達が助けるんだ」
「「「「「「うん」」」」」」
 絶対に先生を取り戻す。
 神様になんてあげない。
 僕達(私達)の、お姉さん(先生)なんだから。
 ルルーシュがやろうといている事を、本能で感じ取ってしまった子供達の決意は固い。


 ゼロレクイエムの当日。
 ルルーシュは皇帝服に着替えながら、今までの事を思い出していた。
 祖国から切り離され、散々な憂き目に遭った子供時代。
 これからの子供達は、希望に溢れたものになれば良い。
 そう考えた時、脳裏に浮かんだのは以前に勉強を教えた子供達だった。
「彼らならば大丈夫か」
 彼らが大人になれば、正しく世界を導いてくれるだろう。
 そうなるように教育した。
 物覚えが良く、頭の回転も速かったために、思いつくままに知識を与えた。
 同じ内容をスザクにもレクチャーしたのだが、30分もしない内に白旗を上げてきた。
 スザク曰く、『どう考えても専門レベルだから僕には無理』らしいが、子供達は覚えたというのに。
 株式やハッキングやウイルスソフトなどは、将来だって役に立つというのに。
「軟弱な」
 子供達の方が、よっぽど大人だぞ。
 あの子達がいれば世界は大丈夫だ。
 心残りもない。
「さあ、行こう。最終章を飾りに」






☆シリアスな所で終わっていますが、所詮はギャグです。
「子供の特権」の続きは、色々なリクがあったのですが、今回は英才教育を施された子供達によってゼロレクイエムを失敗させるを採用しました。
 

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