諦めが肝心
黒子とギアスがメインかな?
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子供の勝利【後編】
☆文中でのスザクの扱いが酷いです。スザク好きな方は読まないで下さいね。
もし読んだとしても、ノークレームでお願いします。
そして、ギャクですから。
子供の勝利【後編】
ルルーシュの計画は順調に進んでいる。
この後、ゼロに扮したスザクが現れれば完璧だ。
そう思っているルルーシュの視界に映ったのは、かつての教え子達の一部。
「お前達」
最後に見れたのは嬉しいが、自分の死ぬところを見せたくは無かった。
「すまない」
これがトラウマにならないと事を心の中で祈るしかない。
大きな溜息を付きつつ、最後にもう一度目に焼き付けておこうと子供達を見れば、
「なっ!」
子供達も後ろに、物体S。もとい、元自分の騎士だ転がっていた。
「スザク!」
なぜ?
どうして?
突拍子もない事に弱いルルーシュがパニッていると、前方(予定ではゼロに扮したスザクが現れる箇所)から、見覚えのある子供達。
スザクを簀巻きにしている子供達と合わせれば、かつての教え子達が勢揃いだ。
そして、おもむろにスピーカーを取り出した子供達。
「スピーカー?」
確かに作り方も教えたが、もしかして作ったのか?
パニックのために思考が定まっていない。
「お姉さん」
そしてスピーカーからは、懐かしいフレーズ。
だが、それを見守っていた大人達は、
『『『『『『『お姉さん?』』』』』』』
子供達の呼びかけが理解できなかった。
だって、誰が『お姉さん』なのか分からないから。
「間違えた、ゼロ先生」
だが、今度は驚愕が走る。
『『『『『『『ゼロ?』』』』』』』
それは、死んだとされる英雄の名。
それがどうして、ここで?
「誰の事だ」
動揺しつつも、何とか言えたのはそれだけ。
ルルーシュが予想外の展開にドキドキしていると。
というか、視界の端に映る簀巻きのスザクを見た時点で、ゼロレクイエムは完成しない事が分かったが。
あのグルグルの簀巻きからは、いくら体力自慢のスザクでも無理だろう。
恐るべき教え子達。
少しだけ教育の方針を間違えたかなと思いに耽っていると、
「僕達は、ルルーシュ皇帝がゼロだって知っている」
『『『『『『『なに!』』』』』』』
死んだとされていたゼロが悪逆皇帝!
それは、民衆にとっては衝撃的事実だった。
「そして、ゼロがお姉さんだって事も知っている」
『『『『『『『え!それって、ルルーシュ皇帝って女性?』』』』』』』
確かに女性と言われれば納得してしまう容姿だが。
「男だ」
それまで子供達の事を見守っていた民衆は、その言葉に一斉にルルーシュを検分し始めた。
そう言われても、それまで悪逆の方が目立っていた為に容姿にまで目がいか無かったのだ。
だが、じっくり見れば整った美しさ。
『『『『『『『美人だ』』』』』』』
誰もが、初めてルルーシュの美しさに感動した。
「僕達は、お姉さんを守るって誓ったんだ。だから、絶対に死なせないからね」
涙ぐみながらも力説する子供達に、見守っていた民衆は感動してしまった。
だが、
『『『『『『『死なせない?』』』』』』
確かに悪逆皇帝と言われているだけあり、命を狙われても当然かもしれない。
でも、何かニュアンスがおかしくないか?
まるで、今現在狙われていたような。
「だから、ゼロには殺させない」
『『『『『『『え?』』』』』』』
でも、ゼロは皇帝だと言いませんでしかた?
子供達の言葉には、大きな矛盾。
「何のことだ」
フッと悪逆皇帝に相応しい表情を作るものの、内心では動揺が前面にある。
だが、子供達の言葉は、一部の理解ある者には通じてしまった。
ルルーシュ皇帝がやろうとしている事の全貌として。
「認めないわよ」
「君が悪をわざと背負って死ぬことはない」
「お兄様」
死刑台に貼り付けられている、カレンと藤堂。
そして、鎖で繋がれていたナナリーからの言葉。
彼らは理解してしまった。
ルルーシュが、何一つ変わっていないという事を。
「くっ」
このまま再計画したとしても、今日の事は覆せないだろう。
どうする?
どうすれば良い?
グルグルとルルーシュが優秀すぎる頭脳で考えていると、
「お姉さん」
またしても子供達からの問いかけ。
「なんだ」
半分開き直っているルルーシュは、素直に問い返した。
その表情は、悪逆なものではなく、優しい先生のもの。
そんな表情を見せ付けられて落ちない民衆はいない。
『『『『『『『綺麗だ』』』』』』』
一瞬でお姉さん皇帝ルルーシュの虜になってしまった。
「また、勉強を教えてください」
真剣な子供達の表情。
もう計画の成功はありえないだろう。
なら。
「分かった」
自分が世界を正さなくても、この子達ならやってくれる。
その事を押し付けるつもりはないが、ゼロレクイエムを失敗させた責任として世界を担ってもらおう。
その為には、良い先生にならなくてはな。
喜び勇んで近寄ってくる子供達を抱き締めながら、これもアリかとルルーシュは優しい笑みを浮かべた。
☆これアリですか?
ギャグだけど、優しい終わり方にしてみました(一部の人除く)
もし読んだとしても、ノークレームでお願いします。
そして、ギャクですから。
子供の勝利【後編】
ルルーシュの計画は順調に進んでいる。
この後、ゼロに扮したスザクが現れれば完璧だ。
そう思っているルルーシュの視界に映ったのは、かつての教え子達の一部。
「お前達」
最後に見れたのは嬉しいが、自分の死ぬところを見せたくは無かった。
「すまない」
これがトラウマにならないと事を心の中で祈るしかない。
大きな溜息を付きつつ、最後にもう一度目に焼き付けておこうと子供達を見れば、
「なっ!」
子供達も後ろに、物体S。もとい、元自分の騎士だ転がっていた。
「スザク!」
なぜ?
どうして?
突拍子もない事に弱いルルーシュがパニッていると、前方(予定ではゼロに扮したスザクが現れる箇所)から、見覚えのある子供達。
スザクを簀巻きにしている子供達と合わせれば、かつての教え子達が勢揃いだ。
そして、おもむろにスピーカーを取り出した子供達。
「スピーカー?」
確かに作り方も教えたが、もしかして作ったのか?
パニックのために思考が定まっていない。
「お姉さん」
そしてスピーカーからは、懐かしいフレーズ。
だが、それを見守っていた大人達は、
『『『『『『『お姉さん?』』』』』』』
子供達の呼びかけが理解できなかった。
だって、誰が『お姉さん』なのか分からないから。
「間違えた、ゼロ先生」
だが、今度は驚愕が走る。
『『『『『『『ゼロ?』』』』』』』
それは、死んだとされる英雄の名。
それがどうして、ここで?
「誰の事だ」
動揺しつつも、何とか言えたのはそれだけ。
ルルーシュが予想外の展開にドキドキしていると。
というか、視界の端に映る簀巻きのスザクを見た時点で、ゼロレクイエムは完成しない事が分かったが。
あのグルグルの簀巻きからは、いくら体力自慢のスザクでも無理だろう。
恐るべき教え子達。
少しだけ教育の方針を間違えたかなと思いに耽っていると、
「僕達は、ルルーシュ皇帝がゼロだって知っている」
『『『『『『『なに!』』』』』』』
死んだとされていたゼロが悪逆皇帝!
それは、民衆にとっては衝撃的事実だった。
「そして、ゼロがお姉さんだって事も知っている」
『『『『『『『え!それって、ルルーシュ皇帝って女性?』』』』』』』
確かに女性と言われれば納得してしまう容姿だが。
「男だ」
それまで子供達の事を見守っていた民衆は、その言葉に一斉にルルーシュを検分し始めた。
そう言われても、それまで悪逆の方が目立っていた為に容姿にまで目がいか無かったのだ。
だが、じっくり見れば整った美しさ。
『『『『『『『美人だ』』』』』』』
誰もが、初めてルルーシュの美しさに感動した。
「僕達は、お姉さんを守るって誓ったんだ。だから、絶対に死なせないからね」
涙ぐみながらも力説する子供達に、見守っていた民衆は感動してしまった。
だが、
『『『『『『『死なせない?』』』』』』
確かに悪逆皇帝と言われているだけあり、命を狙われても当然かもしれない。
でも、何かニュアンスがおかしくないか?
まるで、今現在狙われていたような。
「だから、ゼロには殺させない」
『『『『『『『え?』』』』』』』
でも、ゼロは皇帝だと言いませんでしかた?
子供達の言葉には、大きな矛盾。
「何のことだ」
フッと悪逆皇帝に相応しい表情を作るものの、内心では動揺が前面にある。
だが、子供達の言葉は、一部の理解ある者には通じてしまった。
ルルーシュ皇帝がやろうとしている事の全貌として。
「認めないわよ」
「君が悪をわざと背負って死ぬことはない」
「お兄様」
死刑台に貼り付けられている、カレンと藤堂。
そして、鎖で繋がれていたナナリーからの言葉。
彼らは理解してしまった。
ルルーシュが、何一つ変わっていないという事を。
「くっ」
このまま再計画したとしても、今日の事は覆せないだろう。
どうする?
どうすれば良い?
グルグルとルルーシュが優秀すぎる頭脳で考えていると、
「お姉さん」
またしても子供達からの問いかけ。
「なんだ」
半分開き直っているルルーシュは、素直に問い返した。
その表情は、悪逆なものではなく、優しい先生のもの。
そんな表情を見せ付けられて落ちない民衆はいない。
『『『『『『『綺麗だ』』』』』』』
一瞬でお姉さん皇帝ルルーシュの虜になってしまった。
「また、勉強を教えてください」
真剣な子供達の表情。
もう計画の成功はありえないだろう。
なら。
「分かった」
自分が世界を正さなくても、この子達ならやってくれる。
その事を押し付けるつもりはないが、ゼロレクイエムを失敗させた責任として世界を担ってもらおう。
その為には、良い先生にならなくてはな。
喜び勇んで近寄ってくる子供達を抱き締めながら、これもアリかとルルーシュは優しい笑みを浮かべた。
☆これアリですか?
ギャグだけど、優しい終わり方にしてみました(一部の人除く)
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