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諦めが肝心

黒子とギアスがメインかな?

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神の意思

神ルル 騎士団否定 シリアス



神の意思




「暖かい」
 感じるのは意志の力。
 何時までも、感じていたい。
 優しく自分を迎え入れようとする意思。
「それは出来ない」
 ここには、自分を否定する者はいない。
「そうだな」
 ここには、悪意が無い。
 分かっている。
 穏やかに暮らせることなど。
「だけど、」
 自分には遣り残したことがある。
 だから、
「え?」
 流れ込んで来る意識。
「それは!」
 分かっている!
 自分が裏切られたことくらい分かっている。
「それでも、俺だって彼らを騙していた」
 裏切られたと言われても怒る資格などないのだ。
「だから、裏切られたからといって悲しむ資格もない」
 信じたかったのは事実だ。
 でも、どこか信じられなかった。
 それが、今回の結果だろう。
「俺が彼らを信じて、ちゃんと話していれば或いは、こんな事態にならなくても済んだのかもしれない」
 もっとも、話したところで受け入れられない可能性だってあった。
「お前の元に居ることは、俺にとって幸せな未来に繋がるのだろう」
 ここには、悪意も絶望も無いのだから。
「だが、俺は黒の騎士団を創った責任がある」
 ここに残りたいという気持ちは強い。
 だからこそ、黒の騎士団を創った責任を取らなくてはいけない。
「全てが終わったら、またココに来ても良いだろうか?」
 次にココに来るときは、自分の肉体は失われているだろう。
 それでも、ココは肉体など必要としない。
 ならば、魂の状態で来るのも悪くない。
 色々と考えていると、流れ込んでくるのは肯定する意思。
「ありがとう」
 黒の騎士団と決着を付けよう。
 その後は、世界の悪を背負って死ぬのも悪くない。
 肉体は滅んでも、魂だけでも受け入れてくれる場所があるのだ。
 ココは自分の楽園。
 意思が支配する空間は、どこまでも自分に優しい。
「最後くらいは、自分の幸せを願っても良いだろ」
 ここまで1人で頑張ったのだから。


「さあ、世界の悪を背負いに行こう」
 胸を張って、この世界に戻って来るために。




☆難しかったです。
伊月的には、神様=意識体というイメージがあるので、思考だけの存在にしてみました。
シリアスというよりも、ちょっと暗いイメージになってしまったような気がします。 

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