忍者ブログ

諦めが肝心

黒子とギアスがメインかな?

[179]  [178]  [177]  [176]  [175]  [174]  [173]  [172]  [170]  [169]  [168

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

お互いの秘密

☆「マイレディ」の思春期編 ルルーシュは12歳になっています。




 ルルーシュの秘密。
 それは、ロイドが近くにいるとドキドキしてしまう事。
 小さな頃から大好きで、誰よりも自分の事を理解してくれる人。
 小さな頃は、ただ傍に居てくれるだけで嬉しかった。
 あのに、年と共に物足りなさを感じ始めた。
 そして、今ではドキドキしてしまう。
 この胸の高鳴りがロイドに聞こえませんように。
 それが、ルルーシュの悩みであり、小さな秘密。


 ロイドの秘密。
 それは、自分が仕えてる主に恋をしている事。
 もっとも、それは仕えているルルーシュ以外は皆が知っている。
 鈍感で初心なルルーシュだけが気が付かない。
 気が付いて欲しいような、気が付いて欲しくないような。
 ロイドは常に悩んでいた。


 そして、ある昼下がり。
 その日もロイドはルルーシュの傍に居る。
 ルルーシュの騎士たるロイドが、ルルーシュの傍を離れる事の方が少ないのだが。
「ねえ、ルルーシュ様」
 午前中に本日の勉強は終わらせてある、後の時間は自由に使えるのだ。
「なぁに?」
 12歳という年頃は微妙だ。
 普段は可憐という言葉が当て嵌まるのに、ふとした瞬間、女性らしさを感じる。
 今もそうだ、ロイドを見詰める瞳は女のもの。
 そんな瞳で見られては、自分の意思とは関係なく手を出してしまいそうになる。
「えっと、その」
 その目で見詰めないで欲しいのだが、本人には言えない。
「ロイド?」
 常に自信満々なロイドが口篭っている。
 珍しい?
「えっと、ですね」
 うわぁー。
 手を出したい。
 凄く手を出したいというか、まずは自分の気持ちを伝えるべきか?
 12歳か。
 犯罪?
 というか、今更なような気もするけど。
 ルルーシュの騎士になる時、無理強いはしないと約束した事が悔やまれる。
 まあ、約束した相手が性悪なだけに、何時でも反故する気でいたのだが。
「ロイド?」
 どうしたのかしら?
 何だか、ロイドらしくない。
 ルルーシュが首を傾げていると、
「ルルーシュ様!」
 ガバっとロイドがルルーシュの手を握った。
「は、はい」
 何ですか?
 珍しく真剣なロイドにドキリと心臓が高鳴る。
 真剣なロイドの顔は素敵だ。
 ボーっとルルーシュが見惚れていると。
「好きです」
 真剣なロイドの告白。
「///////えっと、私も好き//////」
 言っちゃた。
 キャーと内心でパニックなルルーシュなのだが。
 ロイドの方は何時もと変わらない。
 余りにも変わらないので、ルルーシュがアレっと思った時。
「だから」
「え?」
 だから?
 って、何が?
「早く大人になって下さい」
「えっと、その。はい」
 頷くしか出来なかった。


 二人の想いは、まだまだ届かない。




☆まだ、くっ付いていません。次で・・・・
次はルルーシュが16歳位の話を書きます。
それでも、犯罪かな?でも、あまりロイドを待たせるのも限界のような・・・・・
 

PR

別れたら好きな人 4 HOME 別れたら好きな人 3

カウンター

プロフィール

HN:
伊月 優
性別:
女性

活力になります

管理用

アクセス解析


ジオターゲティング

検索避け

忍者ブログ [PR]
Template by repe