諦めが肝心
黒子とギアスがメインかな?
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憩いの時間
☆ロイドさんとジェレミアがルルの騎士でルルの取り合い勝者咲世子(ぇ。
・ルルーシュは普通に皇族をしています。
・ジェレミアが「ルルーシュ様」と呼ぶのは伊月の趣味です。皇族だろうと、ジェレはルルの事を「様」付けで呼んで欲しいから。
憩いの時間
「わ~が~き~み~」
ルルーシュの執務室に響き渡るロイドの声。
「ウルサイ」
一言で切り捨てたのは、ロイドの主ことルルーシュ・ヴィ・ブリタニアだ。
一部の軍人からは『黒の皇子』とも呼ばれている、軍略の天才。
「ひ、酷い。僕は~」
およよよと、泣き真似で崩れ落ちている。
「だから、煩いぞ」
ここで甘い顔をしたら、後で付け上がるのは目に見えている。
「我が君は、何時からそんなに薄情な人になってしまわれたのですか?」
昔は可愛らしく素直な方だったのに。
ガーンと大きなリアクションでショックを受けている。
「元からだ」
男に可愛らしいはない。
本当に、コイツといい・・・・
「そうだ、間違っているぞロイド」
割り込んできたのは、口煩いの第2号のジェレミアだ。
「ジェレミア」
嫌な予感がする。
ロイドもそうだが、ジェレミアも何処かおかしい。
「ルルーシュ様は、可愛らしいのではなく、お綺麗なのだ」
どうだと、胸を張っているジェレミアだが、
「違うから」
どうして男の俺が、可愛らしいや、綺麗と言われないといけないんだ。
二人とも大きく誤解している。
「え~。絶対に可愛らしいで~す」
「いや。ルルーシュ様は、お綺麗なのだ」
バチバチと火花を散らしているのは、自分の騎士達。
こんなのが自分の騎士だと思うと、頭が痛い。
「おい」
全く。
「何でしょうか?」
「何ですか?」
ルルーシュのぶっきら棒な呼びかけにも、ちゃんと反応する。
もっとも、騎士なのだから当たり前と言えば当たり前なのだが。
「だから、男の俺に可愛らしいだの、綺麗だと言うのは褒め言葉ではないぞ」
分かっているのか?
「そ、それは」
ルルーシュの剣幕に押されて、ジェレミアは黙り込んでしまったが、
「え~。納得いきませ~ん」
ロイドの方は違った。
「納得しろ!」
というか、こんな馬鹿げた会話を何時までもしたくない。
「え~」
ブーブーと文句を言っているが、聞かないに越した事はない。
そして、
「邪魔だ」
煩いだけで役に立たない人間など必要ない。
「ルルーシュ様。もしや私までも邪魔だなどと思っていませんよね?」
シマッタと思った時には遅かった。
この場にはジェレミアも居たのだ。
この男は、普段は聞き分けが良いのだが、一旦自分の感情に火が付くと止まらないのが難点だった。
「いや、その」
マズイな。
誤魔化すのがめんどくさい。
「ルルーシュ様!」
ムンクの叫びを見ているような表情。
「ああもう、二人とも邪魔だ。部屋から出て行け!」
ガーンとショックを受けている二人は無視だ。
空気だ。
静まり返った執務室に、控えめなノックの音。
「失礼します」
入って来たのは、何かと気の付く女性の咲世子さんだ。
「咲世子さん?」
だが、今は特に何も頼んでいないが?
「根を詰め過ぎてはお体に悪いとおもって、お茶をご用意させて頂きました」
確かにお茶の用意をしているようだが、馴染みのない香りだ。
「何のお茶なんですか?」
器は紅茶のものだが、香りに馴染みがない。
「ハーブティーです。これはリラックス効果があります」
さあ、どうぞ。
差し出されたお茶を一口含むと、独自の味と香り。
だが、自然とゆったりした気分になる。
「ありがとう、咲世子さん」
「いいえ、ルルーシュ様の為ですから」
ニコニコと控えめに微笑む姿が好ましい。
「咲世子さんが居てくれて、本当に助かります」
ルルーシュも、そんな咲世子に柔らかく微笑みかける。
「まあ、光栄ですわ」
ほのぼのとした会話が繰り広げられるなか、部屋の隅では二人の騎士達が泣いていた。
☆取り合いではなくて、主張の張り合いになってしまた。
リクから外れてしまって、申し訳ないです。
でも、最後の勝者咲世子さんは、リク通りになったかな?
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