諦めが肝心
黒子とギアスがメインかな?
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狂想曲
☆ロイルル「騎士設定で黒の騎士団との争奪戦」との事でしたが、見事に玉砕しました。
騎士設定が生かされてないし、黒の騎士団との争奪戦が対抗戦になってるし。
あと、設定的にゼロバレしてます。なので仮面はしていません。
ルルーシュは黒の騎士団の中を素顔で歩いております。
狂想曲
「ルルーシュ様。プリンを買ってきましたよ~」
ロイドの言葉にピクリと反応した黒の騎士団の幹部達。
ロイドの手に持つ箱を睨みつけると、我先と厨房へ走っていく。
そして戻ってきた幹部達の手の中には、違う店のスタンプが押された箱。
「「「ゼロ」」」
「「ルルーシュ」君」
呼ばれた先では、ゼロことルルーシュが呆れた顔で立っていた。
「またか」
大きな溜息と共に、差し出される箱にうんざりしていた。
だが箱を差し出す、ロイド、ディートハルト、朝比奈、千葉、カレン、藤堂の表情は真剣だった。
「「「「「「「選んで」下さい」くれ」」」」
差し出された箱の中身は全部プリンだろう。
ここ一週間ほどの恒例行事だ。
事の起こりは一週間ほど前に、ロイドが買って来たプリンを美味しそうに(幹部たち主観)食べていたことから始まった。
その一件で、自分の好物がプリンとバレてしまい。
翌日から、ロイド+幹部達のプリン攻撃が始まったのだ。
ルルーシュ的に美味しそうなものから手を出すので、誰が一番ルルーシュの好みを把握しているかと闘争心に火を付けたのがまずかったらし。
翌日から、プリンの箱を出しつつ火花が散っている。
初めこそ毎日たくさんのプリンが食べられることに嬉しかったが、ここまで続くと
「飽きる」
そう、飽きてくるのだ。
飽きてくるのだが嫌いではないので出されたら食べる。
この2日ほどは、それの繰り返し。
「・・・・・・・・・・」
無言になってしまうのも仕方ないだろう。
いくらプリンが好きでも、一日に7種類は食べれるが、個数的には10個以上だ(同じ種類を数個買ってくる者もいるので)
それでも今までは全部食べていたが(残すのが勿体無いから)さすがに一週間も食べ続ければ飽きてくる。
それに、ルルーシュが一番初めにどのプリンを食べるかで争いすら起きている。
「「「「「「早く」」」」」」
せかされても困る。
なんというか、
「今日はプリンの気分ではないのだが」
さすがにもう飽きてきた。
もうそろそろ他のものも食べたいのだが。
ルルーシュが大きな溜息を吐くと、ロイドがニヤリと笑った。
「そう思って、イチゴタルトを買ってきたのですが」
ロイドが持っていた箱を開けると、中にはイチゴタルトが2つ入っている。
「あ!」
プリンと同じくらい好きなイチゴの登場に、ルルーシュの目が輝きだす。
プリンに飽きてしまっただけに、イチゴが輝かしく見えるのだ。
「「「「え!えぇぇー!!!」」」
思わぬロイドの行動に、周りでプリンの箱を持っていたカレンたちは驚いてしまう。
『『『『『『セコイ』』』』』』
ルルーシュがプリンに飽きているのを見越しての行動。
ハッキリ言ってセコイ。
でも正論でもあるので、誰もそれ以上言えなかった。
『『『『『『明日はイチゴだ』』』』』』
皆が同じ事を考えたのは言うまでもない。
「ねえルルーシュ様」
プリンの箱を握り絞めながら悔しがっているメンバーを他所に、ロイドはゼロの部屋に入り込んでいる。
「なんだ」
「ルルーシュ様が考えていることを当ててみましょうか」
「ほぉ?分かるのか?」
「勿論。美味しい紅茶が飲みたいでしょ?」
プリンを食べるときは飲み物がなくても良いのだが、ケーキなら別だ。
ルルーシュの中で美味しいケーキと美味しい紅茶はセットなのだ。
「当たりだ」
ふふふとルルーシュが嬉しそうに笑えば、
「ルルーシュ様の騎士ですからね」
これくらいは当然です。
ルルーシュ様の考えることは、いつだって手に取るように分かる。
「そうだな。我が騎士ロイド」
誰よりも頼りになる俺の騎士。
「イエス、ユア ハイネス」
唯1人の僕の主。
☆本当にロイドが騎士ということが生かされてない(泣)
リクエストに添えていなくて申し訳ありません。
返品&交換は可能です。お気軽にお申し付け下さい。
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