諦めが肝心
黒子とギアスがメインかな?
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勝利は勝ち取れ!
☆星ルル「シュナイゼルやコーネリア等にお付き合いの報告をしに行く感じのギャグ」ということですが、報告に行くのではなくて来てもらいました。そして、お付き合いではなくて結婚の報告。
伊月的には、もう少し星刻を壊したかったけど予定より大人しくなりました。
微妙にリクから外れてしまったかもしれないので、気に入らないようでしたら書き直します。
それか別のリクに変更も可能です。
勝利は勝ち取れ!
「結婚しよう」
星刻に真面目な顔で呼び出されたので何か有ったのかと身構えていたら、ありえないセリフが聞こえてきた。
「・・・・・・・・・・はぁ?」
どうも言葉の意味が理解できないのだが。
「フッ。照れなくても良い」
「いや、照れている訳ではなくて、何を言っているんだ?」
俺の耳が狂ったのか?
「結婚しよう。私の伴侶になってくれ」
「・・・・・・・・・だから!どうしてそんな話になるんだ!!」
プロポーズの前に、付き合ってすら居ないはずだ!
「好きな相手にプロポーズしてどこが悪い」
「悪いとか以前の問題だ!第一付き合ってすらいない!!」
「ふむ。順番に拘るとは真面目なのだな」
「常識だ!」
ルルーシュはあまりの内容に頭がクラクラしてきた。
「私は拘らないぞ」
「俺が拘るんだ!」
飄々として言い募る星刻に怒りすら沸いてくるのだが、嫌いにはなれない。
「男なら小さいことに拘らないほうが良い」
「いや、それとこれは違う!」
顔すら知らない相手にプロポーズする相手に何を言っても無駄かもしれないが。
「結婚しよう。ルルーシュ」
「ほえぇ?」
あれ?
何で名前を知っているんだ?
「そんな無粋な仮面など脱ぎ捨てて、私の妻になれ」
「知っているのか?」
正体を。
「勿論だ。名前や容姿は勿論のこと、趣味や家族構成やスリーサイズまで把握済みだ」
手抜きはないと言う星刻だが、
「俺は男だ」
基本的におかいし。
「気にしない」
これほど美しいのだ、性別など少々の問題でしかない。
「気にしろ!というか、男同士では結婚はできない!」
「なら、私が女になろう」
それで問題は無いはずだ。
真剣な表情に本気と取れるのだが、それは色んな意味でヤバイ。
このガタイの良い男が女になる。
考えただけでおぞましい。
それくらいならば、
「お前が女になるくらいなら、俺が女になったほうがマシだ!」
「そうか。なら問題は無くなった。直ぐにでも結婚しよう」
花嫁衣裳は出来上がっていると嬉しそうに言う星刻に、ルルーシュはフリーズしてしまった。
「あ、あれ?」
えっと、
墓穴?
「幸せにするぞ」
嬉しそうに言う星刻に、もうどうとでもなれ。
「ああ。期待している」
投げやりながらも、傍から見れば嬉しそうなルルーシュだった。
自分の言った言葉の責任を取るのは常識だ。
流されたとはいえ、自分で言ったのだ。
ルルーシュは腹を括るしかなかった。
幸い星刻の事は嫌いではない。自分を幸せにしてくれると言った星刻の言葉を信じるしかない。
「そういえば、兄君や姉君に報告しようと思い呼んであるのだが」
「はあ?誰を?」
誰をだって?
嫌な予感がする。
「勿論、シュナイゼル義兄上とコーネリア義姉上だ」
星刻の中では、既に義理の兄弟として認識されているようだ。
だが問題なのは、
「よ、呼んだのか?」
あの2人を?
ここに?
「ああ、やはり未成年の結婚には親の同意が必要だろう」
「そうかもしれないが、」
親?
やはりこの場合は、皇帝なのだろうか?
嫌だ!
「だが、君が皇帝を嫌っているのを知っているからな、代わりに年長者を呼んでみた」
「そうか」
この場合は、どう取れば良いのだろう?
喜ぶべきか怒るべきか。
「2人とも首を洗って待っておけと、物凄い形相で言っていたぞ」
「それって」
「凄いスピードで来るそうだ。祝福されているのだろう」
はははと軽快に笑う星刻だが、ルルーシュの方は複雑だ。
「違うと思うぞ」
幼い頃の記憶を思い出せば、なぜか2人とも自分に甘かった。
絶対にルルーシュをお嫁さんにするんだと訳の分からないことを言っていた2人が来る。
流血沙汰にならなければ良いのだが。
ルルーシュの予感は当たった。
ぶつかり合う剣と剣。
飛び道具が使われていないだけマシかもしれないが。
「ルルーシュ。こんな男とは早く別れて私のお嫁さんになりなさい」
甘いマスクと優しい微笑を湛えながらも、目が真剣なシュナイゼル。
「何を言うのですか兄上。ルルーシュは私のお嫁さんになるのです!」
女性とは思えない豪快な動きをみせるコーネリア。
「ははは。ダメですよ、義兄上に義姉上。ルルーシュと私は将来を誓い合いました。例えお2人でも邪魔はさせません」
何だかんだと言いながらも、シュナイゼルとコーネリアが手を組んで星刻と戦っている。
2対1の状況だが、星刻の方は余裕すら見える。
「ルルはモテモテだね。だけど、私だとてルルを諦める訳にはいかないからね」
「私だってそうです」
口も動かすが手も動かしている2人。
本気で星刻を殺そうとしているのだが、全く歯が立たない。
2人の攻撃を難なくかわしていた星刻だが、視界の隅に心配そうに見守っているルルーシュの姿を見つけてしまった。
マイハニーが心配している!
「お二方に認めてもらうために、そろそろ本気を出します」
星刻の目がキラリと光り、人間離れした速さでシュナイゼルとコーネリアの剣を弾き飛ばした。
「クッ」
「なんだと」
状況に唖然としていると、
「勝負は私の勝ちです。ルルーシュを私の妻に認めて貰います」
「仕方ないね。ルルーシュの婿として認めるよ。ただし、入り婿になって貰うが」
「悔しいが、お前なら大事な弟の婿として認められる」
爽やかに交わされる内容に、ルルーシュも嬉しそうだ。
一見ハッピーエンドにも思えるのだが、部屋の隅で遣り取りを聞いていた皇族組の従者達は複雑だった。
『『『どうして男のルルーシュ殿下が嫁ということに誰も突っ込まないのか』』』と。
☆ギャグですよね?
最近、ギャクの基準が分からなくなてきました。
リクから微妙にズレて申し訳ありません。
でも、楽しく書かせて頂きました。
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