諦めが肝心
黒子とギアスがメインかな?
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別れたら好きな人 0
初めに、これだけは読んで下さい。
これから始まる話は、ジノルルの学園物で長編です。
そして、パラレルです。
この話は、途中でルルーシュが少しだけ不幸になります。
ですが、最後にはハッピーエンドで終わる予定です。
また、ジノルルから始まりジノルルで終わるのは決定していますが、もしかしたら途中で他のCP(ルル受け)も入るかも知れません。
ジノは途中で嫌なヤツ(多分)になります。
ルルーシュが少しでも不幸になるのが嫌だという人や、ジノルル以外のCPが嫌だという人は読まないことをお勧めします。
それでもOKという人だけお読み下さい。
新しい出会い。
高校の入学式で、壇上に立つ麗人。
「うわぁ」
ジノの目線は釘付けだ。
麗人の話よりも、その容姿に惹かれてしまう。
「綺麗な人だ」
中学の頃から浮名を流していたジノだが、自分から誰かを好きになった事など一度もない。
それが、ドキドキが止まらないのだ。
内心で、どうやってお近付きになるか色々考えていると、聞こえてきた声。
「ランペルージ副会長って、素敵だよね」
キャイキャイ騒いでいるのは、クラスメートになるはずの女生徒だ。
「本当に素敵だね。でも、彼女も彼氏もいないんだって」
「ちょっと、彼女は分かるけど彼氏っておかしくない?」
「えーでも、ランペルージ先輩なら彼氏でもOKぽくない?」
「確かに、言われてみれば」
「でしょー。聞いた話だと、男子生徒からも告白されてるらしいよ」
「キャー。素敵」
「さすがランペルージ先輩かも」
そんな彼女達の会話が聞くともなし耳に入ってくる。
どうやら、壇上の麗人のはランペルージというらしい。
それに、副会長か。
真面目そうな顔で話していたので、副会長という役職も似合いそうだ。
「これは、アタックするしかない」
貴族の気楽な四男という事で、次々と寄って来る女達。
向こうから寄って来る女性には、正直飽きていた。
たまには、自分からアプローチするのも悪くない。
「よし」
ジノは決意すると、明日からの学園生活に夢を見た。
「お疲れ様。ルル」
生徒会室に戻ると、そこにはクラスメイトであり同じ生徒会のメンバーであるシャーリーが待って居た。
「まだ残って居たんだ」
他のメンバーは既に帰ってしまっている。
「うん。ルルと帰りたくて」
シャーリーの顔が赤くなっているのだが、鈍感なルルーシュはまったく気が付いていない。
「分かった。直ぐに支度するよ」
もっとも、今日は入学式しかないので荷物は少ない。
「待ってるね」
「ああ」
そう言いながらも、ルルーシュの支度は直ぐに終わった。
「早いね?」
「荷物がないからな」
「そっか。それより、今日もルルの話は良かったよ。新入生達も見惚れてたよ」
「話に見惚れる?」
何か違うような。
「だから、話に感動しながらもルルに見惚れてたの」
「男の俺なんか見ても仕方がないだろ」
本気で言っているルルーシュに、今更ながらにシャーリーも苦笑してしまう。
ルルーシュは自分の美貌を認識していない。
「ルルだから、見惚れるんだよ」
言っても分からないだろうけどね。
プライドの高いルルーシュを傷付けないように、言葉は慎重に選ばなければならない。
「そうなのか?」
「そうなの」
もう、本当にルルって、何処までも鈍い。
でも、そんな所も好きかもしれない。
「そう言えば」
苦笑しているシャーリーを見ていると、ルルーシュは急に思い出した事があった。
「どうしたの?」
「気になる視線があった」
何が、という訳ではない。
だが、気になった視線。
「ルルが見られるのなんて、いつもの事じゃない?」
これだけの容姿だ。
視線を集めるのは得意だろう。
「そうかもしれないが、何だか気になったんだ」
なぜアノ視線だけ気になったのか分からない。
だが、気になる視線ではあった。
「それっと、1年の?」
「ああ。そうだと思う」
今日登校しているのは、新入生と極一部の生徒のみ。
視線の方向から考えれば、新入生のモノだろう。
「ふ~ん。それって、女性?」
「分からない。だが、違うような気がする」
なんとなく男性の気がする。
「そっか。なら良いや」
安心、安心。
そう呟くシャーリー。
「シャーリー?」
ルルーシュは、良く分かっていなかった。
「何でもないの。それよりも、気になる視線の主が分かると良いね」
「そうだな」
近い内に分かるような気がする。
ルルーシュは、胸の中で呟いた。
☆初めてしまいました。ジノルルの長編です。
この話は、最初と最後しか考えていません。途中は、まったく考えていない。
どうせなら趣味に走って、保険医のロイドさんとか体育教師の藤堂さんも出したいかも。
でも、収集が付かなくなりそうなら出しません。
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