諦めが肝心
黒子とギアスがメインかな?
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囚われの姫君【後編】
囚われの姫君【後編】
中華連邦の主要メンバーが揃う母艦へ着くと、そこには篠崎咲世子とジェレミア・ゴットバルトの姿も有った。
「ジェレミアに咲世子さん?」
なんで、どうして?
「申し訳ありません。ナナリー様はシュナイゼルの手を取りました」
悲痛な言葉。
「そうか、ナナリーは敵になるのか」
生きていてくれたのは嬉しいが、今度こそ本当に敵に回るか。
「はい。私の力が足りないばかりに・・・・」
「気にするな。それより、咲世子さんは・・・・・」
これからどうするのだろう?
「私はルルーシュ様に使える女です。これからもルルーシュ様に、精一杯お使え致します」
「ありがとう」
「ジェレミアはどうする?」
「我が主はルルーシュ様のみ。今後もルルーシュ様にお仕えいたしたく存じます」
「そうか。期待している」
「イエス、ユア ハイネス」
これで手の内のカードは揃ったのだろう。
一度は死を覚悟したのだ、これからは自分の気持ちに素直に生きても良いかもしれない。
「ロロ、C.C.、ジェレミア、咲世子さん」
「「「「はい」」」」
今までは言えなかった。
けど、今なら。
「これからも傍に居て欲しい」
俺の腕は2本しかない。ならば多くの者を守ることはできない。
今までは、そんな事にも気が付かなかった。
全部1人で抱え込もうとしていた。
だけど、これからは一緒に頑張って行ければ良い。
「うん。兄さんの為に頑張る」
「はい。ご主人様」
「ありがたき幸せ」
「勿論です。ルルーシュ様」
4人の反応を嬉しそうに見ていたルルーシュは、改めて星刻の方をみた。
「星刻」
「なんだ?」
「俺はブリタニアをぶっ潰す」
「ああ」
「手伝ってくれるか?」
共に戦ってくれるか?
「勿論だ。その為に浚って来た」
「俺は浚われたのか?」
そうか、それは知らなかった。
「そうだ。それと、一つ訂正させてもらおう」
「なんだ?」
「潰すのはブリタニアだけではない、黒の騎士団もだ」
「・・・・・そうだな」
どんな密約をしたのか詳しく聞いていないが、ブリタニアと手を結ぶというのであれば、黒の騎士団も敵でしかない。
「そのかわり、ルルーシュが望んだ世界を中華連邦が造ってみせる」
「星刻」
「ルルーシュが望む世界なら、俺が造ってみせる。だから、俺の隣に居ろ」
「ああ、ずっと傍に居る」
浚った責任は取って貰おう。
ルルーシュは嬉しそうに微笑んだ。
その後の黒の騎士団は散々だった。
ルルーシュを引き渡せなかったことで、シュナイゼルとの約束は無効となり。
また、ゼロを売り渡そうとしたことが超合衆国にも知れ渡り切り捨てられてしまった。
ブリタニアや超合衆国や中華連合を敵にしてしまったのだ。
どこにも居場所の無くなった黒の騎士団は空中分解を余儀なくされた。
中華連邦も超合衆国から離反しようとしたのだが、神楽耶の説得により残った。
そして、黒の騎士団に変わる武力組織を、星刻と仮面を脱ぎ捨てたルルーシュが立ち上げた。
新たな武力組織の旗印には、元皇族でありながらブリタニアを憎んでいるルルーシュ。
黒の騎士団以上の団結力を持って、ブリタニア帝国を滅ぼした。
新たな世界は、ルルーシュが望んだ優しい世界。
囚われの姫君は、助け出したナイト様と末永く幸せに暮らしました。
終わり
☆これで終わりです。ちなみにリクエスト内容は、
星刻×ルルーシュ
19話派生で星刻に拾われて中華勢の一員になる
CCや咲世子、ロロなども合流
騎士団+α厳しめ
ジェレミアを出したのは趣味(笑)あと、+αはナナリーかな(ルルに切り捨てられたということで)
初めてカッコイイ星刻を書いたような気がします(大笑)
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