諦めが肝心
黒子とギアスがメインかな?
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愛しき姫君 その後3
☆KYですね。
スザクの株が上がっている最中に、こんな話を書いてしまった。
今回の被害者はスザクです。
家に訪ねてきた来客は、歓迎できる相手ではなかった。
「ルルーシュ」
聞きたくない声。
「スザク」
ルルーシュの声は力ない。
それも仕方が無いことかもしれない。
スザクは幼馴染だが、ゼロを認めていない人間でもある。
「ゼロと別れて」
そして言ってくるのは、この一言。
「イヤ」
それに対するルルーシュの返事も毎回同じだった。
「どうしてさ」
どうしてルルーシュはゼロが良いのだろう?
あんな間違った存在は、ルルーシュの傍に居たらいけないのに。
「何度も言わせないで、私がゼロを好きなの」
それ以外に何があるというのだろう。
どうしてスザクは分かってくれない。
未だにゼロと自分の結婚が政略的なことだと思い込んでいる。
「君は操られているんだ」
ゼロが不思議な力を持っているという事は一部の者にしか知らされていない。
スザクも偶然知ったのだ。
だったら、全ての辻褄が合う。
ルルーシュはゼロに操られているのだ!
「いい加減にして!ゼロの悪口は聞きたくありません!」
ギアスの事を知ったようだが、それが何だと言うのだろう。
ギアスのせいでゼロがどれだけ苦しんだか知らないくせに。
「ルルーシュはゼロの傍に居たらダメなんだ!」
これ以上操られさせてたまるか。
「スザク!」
今までは幼馴染ということでスザクのことは黙ったいたが、こうなってはゼロに相談するしかない。
ルルーシュが思いに耽っていると、
「散々な言われ様だな」
「ゼロ?」
「ゼロ!」
ルルーシュは驚きながら、スザクは忌々しそうに叫んだ。
「ここは私の家でもある。私が帰ってきてもおかしくないだろう」
仮面越しで表情は分からないが、声は勝ち誇っていた。
「お前は、変な力でルルーシュを操っているんだ」
だからルルーシュは!
「残念だが違うぞ。枢木スザク」
「嘘だ!」
「嘘じゃない」
そう叫びながらルルーシュはゼロの腕に抱きついた。
「ルルーシュ!」
どうして!
「枢木スザク。お前は誤解しているぞ」
「誤解だと!」
「私には確かに力がある。だが、この力は日本の解放のためにしか使っていない」
「嘘だ!」
「君にとっては残念だが嘘ではない。だから勿論、ルルーシュには使っていない」
「それを信じろと?」
バカバカしい。
そんな話が信じられるか!
「スザク、いい加減にして。それに、私の方が先にゼロを好きになった」
「え?」
そんな。
「だが愛したのは私の方が先だぞ」
好きになったのが先というルルーシュに対して、ゼロが先に愛したという。
スザクには良く分からなくなってきた。
そして目の前で広がる光景はスザクには耐えがたかった。
腕を絡めながら見詰め合う2人。
「ゼロ」
「ルルーシュ」
仮面が無かったら、そのままキスシーンにでもなだれ込みそうな勢いだ。
というか、なだれ込むだろう。
「愛している」
「私もです」
見詰め合う2人は、まさに2人の世界だった。
「・・・・・・・・・・・」
そこに居るスザクの存在など忘れているのだろう。
「幸せにする」
「はい」
その後も、聞いているだけで恥ずかしくなりそうなセリフの数々。
新婚的な会話が繰り広げられる度に、スザクの傷口が広がっていく。
「おかしいから!」
スザクが叫んでも、こうなった2人には届かない。
結婚(スザク的には認められない)してから半年以上経っている。
なのに、会話は新婚そのもの。
もうそろそろ落ち着いても良い頃合だろうに。
「絶対におかしいから」
再度叫んでみても、2人の世界が壊れることは無かった。
「もういい。また来るからねルルーシュ」
半分涙目になりながら去って行くスザク。
そんなスザクに気が付く事無く、ゼロとルルーシュは2人の世界に居た。
☆ゴメンなさい。
書くのが遅くなった上に、KYです。
最近、カッコイイスザクが書きたいと思っていたのに、書いたのはコレ。
スザクの株が上がっている最中に、こんな話を書いてしまった。
今回の被害者はスザクです。
家に訪ねてきた来客は、歓迎できる相手ではなかった。
「ルルーシュ」
聞きたくない声。
「スザク」
ルルーシュの声は力ない。
それも仕方が無いことかもしれない。
スザクは幼馴染だが、ゼロを認めていない人間でもある。
「ゼロと別れて」
そして言ってくるのは、この一言。
「イヤ」
それに対するルルーシュの返事も毎回同じだった。
「どうしてさ」
どうしてルルーシュはゼロが良いのだろう?
あんな間違った存在は、ルルーシュの傍に居たらいけないのに。
「何度も言わせないで、私がゼロを好きなの」
それ以外に何があるというのだろう。
どうしてスザクは分かってくれない。
未だにゼロと自分の結婚が政略的なことだと思い込んでいる。
「君は操られているんだ」
ゼロが不思議な力を持っているという事は一部の者にしか知らされていない。
スザクも偶然知ったのだ。
だったら、全ての辻褄が合う。
ルルーシュはゼロに操られているのだ!
「いい加減にして!ゼロの悪口は聞きたくありません!」
ギアスの事を知ったようだが、それが何だと言うのだろう。
ギアスのせいでゼロがどれだけ苦しんだか知らないくせに。
「ルルーシュはゼロの傍に居たらダメなんだ!」
これ以上操られさせてたまるか。
「スザク!」
今までは幼馴染ということでスザクのことは黙ったいたが、こうなってはゼロに相談するしかない。
ルルーシュが思いに耽っていると、
「散々な言われ様だな」
「ゼロ?」
「ゼロ!」
ルルーシュは驚きながら、スザクは忌々しそうに叫んだ。
「ここは私の家でもある。私が帰ってきてもおかしくないだろう」
仮面越しで表情は分からないが、声は勝ち誇っていた。
「お前は、変な力でルルーシュを操っているんだ」
だからルルーシュは!
「残念だが違うぞ。枢木スザク」
「嘘だ!」
「嘘じゃない」
そう叫びながらルルーシュはゼロの腕に抱きついた。
「ルルーシュ!」
どうして!
「枢木スザク。お前は誤解しているぞ」
「誤解だと!」
「私には確かに力がある。だが、この力は日本の解放のためにしか使っていない」
「嘘だ!」
「君にとっては残念だが嘘ではない。だから勿論、ルルーシュには使っていない」
「それを信じろと?」
バカバカしい。
そんな話が信じられるか!
「スザク、いい加減にして。それに、私の方が先にゼロを好きになった」
「え?」
そんな。
「だが愛したのは私の方が先だぞ」
好きになったのが先というルルーシュに対して、ゼロが先に愛したという。
スザクには良く分からなくなってきた。
そして目の前で広がる光景はスザクには耐えがたかった。
腕を絡めながら見詰め合う2人。
「ゼロ」
「ルルーシュ」
仮面が無かったら、そのままキスシーンにでもなだれ込みそうな勢いだ。
というか、なだれ込むだろう。
「愛している」
「私もです」
見詰め合う2人は、まさに2人の世界だった。
「・・・・・・・・・・・」
そこに居るスザクの存在など忘れているのだろう。
「幸せにする」
「はい」
その後も、聞いているだけで恥ずかしくなりそうなセリフの数々。
新婚的な会話が繰り広げられる度に、スザクの傷口が広がっていく。
「おかしいから!」
スザクが叫んでも、こうなった2人には届かない。
結婚(スザク的には認められない)してから半年以上経っている。
なのに、会話は新婚そのもの。
もうそろそろ落ち着いても良い頃合だろうに。
「絶対におかしいから」
再度叫んでみても、2人の世界が壊れることは無かった。
「もういい。また来るからねルルーシュ」
半分涙目になりながら去って行くスザク。
そんなスザクに気が付く事無く、ゼロとルルーシュは2人の世界に居た。
☆ゴメンなさい。
書くのが遅くなった上に、KYです。
最近、カッコイイスザクが書きたいと思っていたのに、書いたのはコレ。
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