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諦めが肝心

黒子とギアスがメインかな?

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恥ずかしい

☆咲世子ルル。
お友達を探そう企画第一弾。咲世子の初めのセリフは某アニメのパロです。
分かった方は伊月とお友達になりましょう!





 咲世子は鏡の前でスーっと大きく息を吸うと、
「私の名は咲世子。黒の騎士団の咲世子。おーほほほほ」
 決まったと思いながら高笑いをしていると、背後に感じる視線。
「え?」
 振り向くとそこには、
「/////ル、ルルーシュ様//////」
「ごめんなさい。そのわざと聞いていた訳じゃなくて、ちょうど聞こえてきて・・・・・」
 この場合、ルルーシュもどうして良いのか分からない。
 ボソボソと聞こえてきた声を辿ってみれば、先ほどの咲世子さんのセリフにぶち当たったのだ。
 悪気が有ったわけではないが、非常に居た堪れない。
「///////そ、その///////」
「/////本当にゴメンなさい////////」
 誰にでも見られたくないものは有るだろう。
 多分、咲世子さんにとっては先ほどのがそうだと思える。
 真っ赤になっている咲世子につられるようにルルーシュの顔も真っ赤だ。
「//////い、いえ。私もちゃんと鍵を掛けていなかったのが悪いから、その、あの、忘れてください//////」
 //////恥ずかしすぎる//////
 よりによってルルーシュ様に見られるなんて。
「//////忘れます。けど、えっと、//////」
「な、何ですか?」
 やだ、こんな事でルルーシュ様に嫌われたらどうしよう。
 悪い方へ考えてしまい、咲世子はグルグルと落ち込み始めた。
「好奇心で申し訳ないけど、その、先ほどのって何ですか?」
 聞かないほうが良いとは思いつつも、聞いておかなければ気になって夜も寝れなくなりそうだった。
「あれは、その、子供の頃にやっていたアニメのセリフをちょっと変えて言ってみたんです」
 何となく頭に浮かんだからといって、やらなければ良かった。
「アニメのセリフ?」
 環境のせいか子供向けのアニメなどルルーシュは見た記憶が無かった。
 ただスザクが良く感想を言ったいたのは記憶にある。
「はい。急に言いたくなって、その・・・・嫌わないで下さいね」
 こんな事で嫌われたら立ち直れない。
「大丈夫ですよ。ちょっと驚きましたが、嫌ったりなどしません」
「良かった。ルルーシュ様に嫌われるかもしれないと思ったら・・・・・あれ」
 安心した途端、ポロリと涙が溢れてきた。
「え?咲世子さん?」
 えっと、俺が泣かしたのか?
「ゴメンなさい。なんか安心したら出てきました」
 やだ、泣き顔なんて見せて。
「あの、泣き止んで下さい」
 ルルーシュがオロオロしているのを見ると咲世子は申し訳なく思えてくるのだが、涙がどうしても止まらない。
「分かっているんですけど、その、止まらなくて」
「咲世子さんは・・・・咲世子さんは笑っている方が似合います。笑っている咲世子さんを見ると、俺も嬉しくなるんです」
「え?」
 それって?
 ルルーシュの言葉に驚いて涙は止まってしまった。
「良かった泣き止んでくれて」
「・・・・・そうですね。ルルーシュ様のために笑い続けます」
 ルルーシュ様が望むのであれば。
 ニッコリと咲世子が微笑めば、ルルーシュもつられて微笑んだ。


 それは優しい日常。




☆咲世子ルルにする必要はありませんでしたが、そこはマイブーム咲世子さんだから(笑)
伊月は赤い人が大好きでした。この作品が同人人生の原点です。
ちなみに同人作家としての原点は幽白です。これも懐かしいな。
咲世子さんのセリフの元になったアニメのヒントは、「5人の勇者」「サ/ン/ラ/イ/ズ」「赤い人のペットというか友達は白いトラ」これで分かる人には分かるはず。
何度も言いますが、分かった人は伊月とお友達になってください。
古いアニメを語りたい!
 

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伊月 優
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