諦めが肝心
黒子とギアスがメインかな?
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こうしてセブンは犬となる
☆ナイトオブゼロ設定です。
我がままルルーシュと、それに振り回される皇帝です。
多分、ギャグに近いと思う?
「こうしてセブンは犬となる」
漆黒のマントをなびかせて謁見の間に入ってきたのは、最近ナイトオブゼロに強制的に就任したルルーシュ皇子だった。
「父上。犬が飼いたいです」
ルルーシュの我が侭は今に始まったことではない。
皇帝を始め、高位継承権の兄や姉達が甘やかした結果だ。
なんたって国民的アイドルのマリアンヌ様にソックリな少年。
誰もが愛でたいと思っても仕方が無い。
皇帝もその一人に過ぎない。
「どんな犬が良い?」
ルルーシュの頼みごとならば、何でも叶えてやろう。
謁見の間にズカズカと入り込んで周りを省みず言い放つルルーシュを咎める者はいない。
皇帝自身が許しているのだ。家臣如きが口を挟む問題ではない。
「日本犬?」
コトリと首を傾げる姿は可愛らしいのだが、
『『『『『『なぜ疑問系?』』』』』』
その姿を見ながら同じ事を家臣たちが考えていた。
「では早速、手配を・・・」
させようと言いたかったのだが、ルルーシュの目がキラリーンと光ったのを皇帝は見てしまった。
いやな予感がする。
これはルルーシュがナイトオブゼロになりたいと言い出したときと同じだった。
「当てはあります」
「そうか」
単なる事後承諾のための謁見か。
皇帝がそう思っても仕方が無い。
ルルーシュは一度言い出したことを曲げた事は無い少年だ。
そんなところも可愛いと思ってしまう皇帝は、親バカの末期だろう。
「なので、ナイトオブゼブンの地位を下さい」
「・・・・・・・お前はゼロが良いと言ったと記憶しているが」
「当たり前じゃないですか。俺はゼロ以外になるつもりはありません」
何を当たり前のことをと、ルルーシュの顔が物語っている。
「では、セブンの地位はどうするのだ?」
今欲しがったと思うが?
皇帝の言葉にルルーシュはニッコリ微笑むと、
「犬に与えます」
「・・・・・・本気か?」
『『『『『『・・・・・・・?』』』』』』
皇帝や官僚達の疑問は最もだろう。
犬に名誉あるセブンの地位を与えるなど聞いたことが無い。
「勿論です。今のところ第一候補として、枢木スザクを考えています」
どうですか?と胸を張って言う姿は可愛いのだが、
「枢木ゲンブの息子は人間だったと思うが?」
同姓同名の犬でも見付けたのか?
在り得ないと思いながら聞いてみれば。
「関係ありません。俺の犬です。そう決めました」
「・・・・好きにするが良い」
ルルーシュに弱い皇帝は、アッサリト認めてしまった。
『『『『『『『うそ!?』』』』』』』
この瞬間に、ナイトオブセブンはルルーシュことナイトオブゼロの犬になることが決定された。
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