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諦めが肝心

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その男の名は星刻 4

☆星ルルのギャグです。ようやくルルーシュが登場です。
でも星刻は表面上は出てきません(笑)



その男の名は星刻 4




 それは普段と変わらない日々のように思えた。
 だが、ここ一週間ばかりルルーシュは常に視線を感じていた。
「?????」
 悪意の無い視線。
 初めはディートハルトかとも思ったが、ディートハルトが居るときにまで感じたので別人だと分かった。
 だが、邪念のオーラが近いか同じように感じる。
 悪意は無いと断言できるが、邪念は感じる。
 そんな人物にディートハルト以外に心当たりは無かった。
「誰だ?」
 今も感じている視線。
 相手に感付かれないように視線の先を辿っていくと、直前で気配が無くなる。
 よほど感覚に優れている人物のようだ。
「どうかしたの?」
 物思いに耽っていると、カレンが不審に思ったのか声を掛けてきた。
「視線を感じる」
「へ?」
「悪意は無いようなのだが、邪念が・・・・・」
 あるのだ。
「ディートハルトじゃないの?」
 邪念なんて、アイツ以外居ないじゃない。
「それが違うようなんだ」
 だから困っている。
「ふ~ん。何時から?」
「一週間くらい前からだ」
「い、一週間って、それって」
 星刻だ。
 そうよ、今のゼロに邪念を持つ人物は2人居た!
 一週間前のC.C.と頭をの会話が過ぎる。
「何か知っているのか?」
 口をパクパクさせていることから、何か知っているのだろう。
「C.C.は何か言っていた?」
「何だ、アイツ絡みだったのか」
「C.C.絡みというか、発端?」
 かな?
 そうよ!全部C.C.が悪いのよ。
「アイツは何をしたんだ!」
 全く。次から次へと問題ごとを増やして!
「・・・・・・・言えない」
「何!」
「ゴメンなさい。私の口からは言えない」
 言えば怒られる!
「カレン!」
「言えないの!でも、大丈夫よ。悪意は無いから。ただ、ちょっと、その、身の危険があるくらいで」
 いくら星刻でも無理強いはしないだろう。
 ・・・・・・・多分。
「何なんだそれは」
 何が言いたいんだ?
 サッパリ分からん。
「C.C.にでも聞いてよ!」
 それだけ言うと、カレンはルルーシュの前から走り去ってしまった。
「何なんだ一体?」


 これはC.C.に聞かなくてはと自室へ戻れば、
「早かったな」
 当たり前のように寛いでいるC.C.。
「お前は何をした!」
「なんの事だ?」
 いくら私がC.C.といえど、主語が無ければ意味が分からん。
「一週間ほど前から誰かに見られている」
「ほー。それは」
 ヤツだな。
「お前が知っているとカレンが言っていた」
「カレンが喋ったのか?」
「お前に聞けとしか言っていない」
「そうか」
「それでお前は何をしたんだ!」
 全く。問題ばかり引き起こす。
「内緒だ」
「C.C.!」
「どうせ直ぐに知ることになる」
「何だそれは?」
 どういう意味だ?
「あれだけ直情的な人間が、それほど長く我慢できるとは思えないからな」
「????????」
「直ぐに正体は分かるさ」
 ニヤリと笑うC.C.に嫌な予感がする。
「C.C.?」
 それ以上言う気が無いようでC.C.は黙り込んでしまった。




☆星刻が出てきませんでしたが。ルルーシュのストーカーをしていました。
我慢して見守っていたのですが(笑)次回、我慢できずに出てきます。
 

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