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諦めが肝心

黒子とギアスがメインかな?

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片翼の天使 0


 ブリタニアという国に反感を持つようになってどれくらい経つだろう。

 だが、今のルルーシュに感情を持つことはできない。

 ルルーシュが感情を取り戻してしまったら、目の前の人が悲しむからだ。

 悲しませたくないのだ、この人を。

 ただ一人、自分を愛してくれるこの人を。

「皇帝のやり方は間違っている」

「・・・・・・・・・・」

 この人の言葉は絶対だ。

 ならば、その言葉に従うだけ。

 あの日からルルーシュには、この人しか居ないのだから。

 誰よりも大切な人。

 この人より大切と思える人など現れないと思っていた。

 あの日までは・・・・・・





「反対だ。君たちは学生だ、学生を巻き込む訳にはいかない」

 藤堂は辛そうな顔で答えた。

 だからといって、スザクとカレンは引くわけにはいかない。

「学生でも日本人です。日本を取り戻したい気持ちは変わらない」

「私だってスザクと同じです」

 スザクもカレンも日本人なのだ。

 日本を愛する気持ちは誰にも負けない。

「遊びではない。命をかけることになる」

 それが、日本独立軍の使命なのだから。

「「分かっています」」

 中途半端な気持ちで居るわけではなのだ。

 自分達に残された未来は、日本の為に戦うことしかできないのだ。






☆序章です。
 次から本編が始まります。
 ルルーシュと話しているのはアノ人です。中盤くらいには明らかになります。

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