忍者ブログ

諦めが肝心

黒子とギアスがメインかな?

[87]  [86]  [85]  [84]  [83]  [82]  [81]  [80]  [79]  [36]  [78

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

パンドラの箱 1

☆アニャルルになる予定の話。
今回はジェレミアが出張っています。




パンドラの箱 1





 小さいときの記憶は曖昧だ。
 母が殺された時の記憶は鮮明なのに、その前後はあやふやだ。
「何故だ?」
 何が邪魔をしている?
 C.C.により記憶は全て戻ったはずだ。
 だが、ルルーシュは納得できなかった。
 皇帝のギアスは記憶の改竄。
 子供の頃からの曖昧な記憶の根源は、記憶の改竄のせいではないのだろうか?
「ありえる」
 皇帝がいつからギアスを使えたのかは知らないが、可能性だけならばある。
「試してみるべきか」
 ジェレミアの能力を借りれば明らかになるだろう。
 自分の記憶が正しいのか、それとも改竄されたものなのか。

「ルルーシュ様?」
 ルルーシュが呼べは、ジェレミアの行動は早い。
「呼びつけて悪かったな」
「いいえ。ルルーシュ様のお呼びとあれば、このジェレミア何よりも優先いたします」
 その言葉や行動は、ルルーシュが一番だと物語っている。
「頼みがある」
「ルルーシュ様の頼みとあれば、何でも叶えてみせます」
 どんな無理難題だろうとも、ジェレミアには遣り遂げる自信があった。
 なぜならばルルーシュ様の為だからだ。
「私に、お前のギアスを掛けて欲しい」
 そうすればハッキリするはずだ。
「ルルーシュ様にですか?」
「そうだ」
「意味が無いのでは?」
 私の能力ではルルーシュ様の役に立たないと思うのだが。
 最もその分、全身全霊を掛けてルルーシュ様を守る覚悟はある、
「皇帝のギアスが掛かっている可能性がある」
 不本意だが、可能性は棄てきれない。
「皇帝のですか?」
 だがそれならば、
「そうだ」
「C.C.という女性が解除したのでは?」
 そう効いていたのだが?
「そうだ。C.C.に解除して貰った。だが・・・・・」
 未だに子供時代の記憶が繋がらない。
 確かにギアスの力を得てからの記憶は鮮明だ。
 子供のときの記憶は、日本に来てからのものならば鮮明に思い出せる。
 だが、ブリタニアに居たときの記憶となると不鮮明なのだ。
「分かりました。ルルーシュ様が仰るのならば私のギアスを使いましょう」
 それで納得されるのでしたら。
「頼む」
「イエス、ユア ハイネス」
 言葉と共に、ジェレミアの瞳が赤く輝いた。
 ギアスの発動だ。
 だがルルーシュの意識はココまでだった。
 強烈な脳への負担に意識が遠のいていくのが分かる。
「ル、ルルーシュ様!」
 慌てているジェレミアの声が遠くから聞こえる。
 その時にはルルーシュの意識は混沌の闇の中へと落ちていった。


 ふと目を開けると、懐かしい風景。
 母上やナナリーが健在であった頃のアリエス宮だ。
「懐かしい」
 良く見れば母上の姿も見える。
 これは自分の夢?
『ほら、ナナリーおいでよ』
『もう、お兄様ったら』
 プーと頬を膨らませているナナリーは可愛らしい。
『こら、ルルーシュ、ナナリー。2人だけで遊んではダメよ○○○○とも遊んであげなさい』
 優しく叱る母上は記憶のままだった。
 だが、母上が呼んだもう一人の名前。
 それが気になってしまった。
 知っているのだ。母が言った名前。
 知っているはずなのに思い出せない。
『はーい。お母様。それで○○○○と遊ぶわ』
『そうだね。○○○○とナナリーと俺と3人で遊ぶよ』
 そうだ。
 3人でよく遊んだ。
 何よりも大切な妹達。
「妹達?」
 妹ではなく妹達。
 そうだ、ルルーシュにはもう1人妹が居た。
 ナナリーの双子の姉。
 活発なナナリーと、大人しいあの子。
 正反対な妹達。
 ルルーシュにとっては2人とも大切な存在だった。
「ナナリーとアーニャ」
 それは、、ルルーシュの妹達の名前。


☆終わらなかったので、連載になりました。
アーニャの妹設定は、巷で見聞きするので伊月も便乗してみました。
次回はアーニャを出したい!

PR

パンドラの箱 2 HOME 我が主に忠誠を

カウンター

プロフィール

HN:
伊月 優
性別:
女性

活力になります

管理用

アクセス解析


ジオターゲティング

検索避け

忍者ブログ [PR]
Template by repe