諦めが肝心
黒子とギアスがメインかな?
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我が主に忠誠を
☆ジェレルルです。19話を見てこうなれば良いなと捏造です。
一部ネタばれ?になります。
ナナリー様を探して探して、それでも見つからなかったのでルルーシュ様に報告しようと戻ったら、そこでありえない状況がジェレミアを待っていた。
「なぜだ!」
黒の騎士団がルルーシュ様を裏切ったのだ。
これは許されざることだ。
「ナゼだと?そんなの当たり前だぜ。ゼロが先に俺達の事を裏切ったんだぜ」
吐き棄てるように言う玉城の言葉に、カーと怒りが沸いてきた。
「ゼロが裏切ったと、なぜ言い切れる!」
ルルーシュ様の事を何も分かっていないくせに。
「ゼロは俺達にギアスを使った。それだけで裏切りだ」
「・・・・・・・・」
扇の言葉に、バカバカしさすら感じる。
何も知ろうとしない者達。
こんな奴らの為にルルーシュ様は頑張ってこられたのか?
「お前だってさぁ、ゼロの野郎にギアスを掛けられたんじゃねーの」
私にギアスだとバカバカしい。
どうせ詳しくギアスのことだって知らないのだろう。
だったら、
「私にギアスは効かない」
「どーだか。人に命令できる力なんだぜ。知らないうちにギアスに掛かっているに決まってる」
なぜそこで決め付けるのだ。
この者達の決心など、その程度のものだったのだろう。
ゼロを信じると言いつつ、信じてなどいなかったのだ。
「私にギアスは効かない。なぜなら私自身がギアス保持者だからだ」
「何だと!お前も俺達に命令したのかよ!」
「分かっていないのはお前達だ。ギアスは与えられた者によって効果は違う」
「へぇ?」
何のことだと言うような顔に、やはり詳しく聞かされていないのだろう。
「私の能力はギアスキャンセラーだ。ギアスの力を無効化できる」
「そんな能力があるのか?」
ゼロの絶対遵守の力しか聞かされていなかった扇は訳が分からない。
「そうだ。その力をココで使ってやろう」
ジェレミアの言葉と共に、ジェレミアの目が赤く光ったのを皆が感じた。
だが、
「へぇ?何も変わんねーぜ」
ヘボがという玉城の言葉に、ジェレミアはフッと冷たい笑みを浮かべた。
「変わらないのはゼロがお前達に力を使っていなかった証拠だ」
「え?」
使っていない。
絶対に使っていると思っていた扇には信じられなかった。
「あの方はギアスの力を嫌っていた。敵には使うが、追い込まれない限り味方に使うことは無い」
優しい方なのだ。
あのマリアンヌさまのお子様なのだ。
「嘘だ!」
「嘘ではない。私の能力から考えれば、この艦の全員のギアスを無効化したはずだ。それで変わらなければ誰もゼロのギアスに掛かってはいなかったのだ」
「紅蓮のパイロット。君もゼロの・・・・ルルーシュ様の力を知っていたはずだ」
「それは、その・・・・」
俯いてしまったカレンを冷たく見つめると。
「もういい。ココには用は無い。私はルルーシュ様の元へ向かう。君達は精々自分達の力で頑張ってみるのだな」
「「「「「・・・・・・・・」」」」」」
「今までどれだけルルーシュ様が貴様達の為に力を尽くしてきたか考えてみろ」
それだけ言うと、ジェレミアは斑鳩を後にした。
向かうはルルーシュ様の元。
「私は絶対に貴方を裏切らない」
早く行って伝えたかった。
自分の気持ちを。
遠い道のりの末に辿りついた先では、ルルーシュの哀しそうな顔が待っていた。
「ルルーシュ様」
「お前はどうする?」
ルルーシュの傷ついた心が悲鳴を上げている。
「私の忠誠は生涯、貴方と共にあります」
この方の心の傷を癒して差し上げたい。
「・・・・・・・・」
「一生お傍に仕えさせて下さい」
「我が進む道に味方は居ないぞ」
黒の騎士団すら離れていったのだ。
「私がおります。私はルルーシュ様から離れない」
「皇帝を討つ」
それでも良いのか?
不安に揺れているルルーシュの瞳に向かって、安心させるようにジェレミアは優しく微笑んだ。
「付いて参ります」
その言葉に、ようやくルルーシュの顔に笑みが浮かんだ。
「付いて来いジェレミア」
「はい。ルルーシュ様」
ルルーシュの差し出した手を、ジェレミアは恭しく手に取った。
☆本編でルルーシュの傍に残ったのって、この人だけですね。
他は皆離れてしまいましたね。カレン辺りはすぐに戻ってきてくれると思うけどね。
なのでジェレミアに感謝の気持ちを込めまして書いてみました。
こうなれば本当に良いんだけどね。
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