諦めが肝心
黒子とギアスがメインかな?
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パンドラの箱 2
☆あと書き忘れていましたが、アーニャとナナリーは双子です。二卵性の双子なので似ていません。
パンドラの箱 2
「ルルーシュ様」
目を開けると、心配そうなジェレミアの姿。
「俺は?」
どうしたのだろうか?
体が重い。
「覚えておりませんか?」
「・・・・・?」
「私のギアスを使ったのですが」
そこまで言われて思い出した。
「そうだったな」
ジェレミアのギアスの発動と共に、意識が遠のいたのだ。
そして、
「大丈夫ですか?」
急に倒れたので心配なのだろう。
「思い出した」
だが、それよりも。
夢の中で見た記憶。
そう、記憶なのだ。
「ルルーシュ様?」
「我が妹の事を」
皇帝の改竄により失われていた妹の事を。
「ナナリー様の事ですが?」
「違う。もう1人の妹だ」
「もう1人?ルルーシュ様の妹君はナナリー様1人のはずですが」
母君の違う妹君ならば何人も居るが、ルルーシュ様が言われる妹君であるならばマリアンヌ様のお子だろう。
ならばナナリー様1人のはず。
「もう1人居た。母と皇帝の間に生まれたはずなのに、ありえない色彩を持つが故に表に出ることの無かった妹が」
その色彩が故に、アリエスの奥で育てられていた妹。
皇帝から疎まれていた妹が。
「・・・・・・・」
初めて聞かされた。
「母上や俺やナナリーの前以外には姿を見せなかったからな。お前が知らなくても仕方が無い」
「そうですか」
もう1人居た姫君。
「だがアリエスの惨劇の後から、俺の記憶の中からも居なくなっていた」
「それは・・・・」
まさか!
「皇帝に改竄されていた!」
「何故ですか?」
なぜそのような事を?
「皇帝は、あの子の事を娘として認めていなかった。あの子の持つ色が自分と掛け離れているために」
「ご無体な」
それでもご自身のお子なのに。
「そうだ。皇帝のエゴだ」
それで俺は妹を失っていた。
「それで、その妹君は・・・・」
どうなされたのだろう?
「居場所は分かっている」
「そうですか」
その言葉に、最悪の事態は無かったと少しだけ安心する。
「迎えに行く」
絶対に取り戻してみせる。
「そうですね」
ルルーシュ様が望むのならば。
「手伝って貰うぞ」
お前の力が必要だからな。
「イエス、ユア ハイネス」
「取り戻そう。我が妹アーニャを」
☆短くてすみません。
書いていて思ったことですが、アニャルルというより、ジェレルルかもしれない。
だって本編で期待できる人ってジェレミアだけだから。
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