忍者ブログ

諦めが肝心

黒子とギアスがメインかな?

[74]  [73]  [72]  [71]  [70]  [69]  [68]  [67]  [66]  [65]  [64

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

その男の名は星刻 3

☆多分、毎回書きますがギャグです。深く読まずにサラリと読んで下さい。
今回もルルーシュは出てきておりません。



その男の名は星刻 3




「ゼロなのか」
 その少女(少年です)が?
「そうだと言っている」
「なぜゼロなんかを?」
 やっているのだ?
「ゼロになった切欠は枢木スザクだ」
「ナイトオブセブンのか?」
 それ以外に枢木スザクという名は知らないが。
「そうだ。親友であるヤツがクロヴィス暗殺の容疑者となった。それを救うためにゼロになったのだ」
「そうか」
 親友を救うためにゼロとなるなんて、何て健気な人なんだ。
 感動に打ち震えている星刻を見つめるカレンとC.C.は呆れていた。
 『『バカ?』』
 やっぱり、こういうときだけは気持ちの通じる二人だ。
「それなのに、枢木スザクはゼロの手を取らなかった。それどころか裏切った」
「何!」
 それは由々しき事だ。
「それ以来、ゼロの人間不信に拍車がかかり、今では一部の人間しか認めなくなっている」
「可愛そうに」
 仮面の下に、そんな辛い過去があったとは。
「そうだ。なのに未だに枢木スザクの事を諦めてはいない」
「それはダメだ」
 それでまた裏切られたら、心優しい(思い込みです)彼女(彼です)の事だ、また傷付いてしまう。
「そうだ。だからお前がゼロを救って見せろ」
「無論だ。ゼロは私が守る」
 この役目は私の為にあるようなものだ。
 他の誰にも渡しはしない。
 決意を新たに燃える男。
 それを冷めた目で見つめるのはカレンとC.C.。
 『どうするのよコイツ?』
 『面白そうだから放っておく』
 『ルルーシュにバレたらどうするのよ?』
 『心配ない』
 『何で?』
 『私がC.C.だからだ』
 『だから意味分かんないんだけど』
 『フッ』
 『知らないからね』
 『今から手を打つから大丈夫だ』
 『任せるわ』
 アイコンタクトで交わされているため、熱く燃えている星刻は気が付いていない。
 C.C.はニヤリと笑うと、
「星刻」
「なんだ?」
「お前がゼロの正体を知っていると、ゼロに気付かせるなよ」
「ナゼだ?」
 私が知っていると知れば、彼女も(彼です)安心するはずだ。
「バカか。ゼロは人間不信なんだぞ」
「だが!」
「アイツは正体を知られることを何よりも怯えている」
「何!」
「お前が怯えさせたら意味が無いだろ」
「確かに」
「それに、影からソッと支えてくれる男に女は弱いぞ」
 アイツは男だから関係ないが。
「影から支えるか。それも悪くない」
「・・・・・・・・」
 やっぱり星刻ってバカなのかしら?
 ルルーシュは男だから意味が無い言葉なのに、真剣に聞いている。
 カレンが呆れながら2人の遣り取りを聞いていると、
「ゼロ。私が影から支えよう」
 星刻の熱い言葉にカレンはクラクラしてきた。
 『どうだ?』
 『悪くないんじゃない』
 『さすが私だ』
 『自画自賛しないの』
 『何が悪い』
 『もういい。何だかアンタと話していても終わらないような気がする』
 『私はC.C.だからな』
 『だからソレ意味分からないから』
 見事にアイコンタクト。でも正確に意味が通じている。
「頼むぞ星刻」
 ニヤリとC.C.は笑い。
「精々ゼロの為に頑張りなさいよ」
 呆れながらカレンが言う。
「無論だ」
 そして2人の様子に気が付かない星刻は熱く拳を握っていた。




☆思った以上に反響があって嬉しいです。
次からはルルーシュも出てきます。
 

PR

歓喜 HOME その男の名は星刻 2

カウンター

プロフィール

HN:
伊月 優
性別:
女性

活力になります

管理用

アクセス解析


ジオターゲティング

検索避け

忍者ブログ [PR]
Template by repe