諦めが肝心
黒子とギアスがメインかな?
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その男の名は星刻 3
☆多分、毎回書きますがギャグです。深く読まずにサラリと読んで下さい。
今回もルルーシュは出てきておりません。
その男の名は星刻 3
「ゼロなのか」
その少女(少年です)が?
「そうだと言っている」
「なぜゼロなんかを?」
やっているのだ?
「ゼロになった切欠は枢木スザクだ」
「ナイトオブセブンのか?」
それ以外に枢木スザクという名は知らないが。
「そうだ。親友であるヤツがクロヴィス暗殺の容疑者となった。それを救うためにゼロになったのだ」
「そうか」
親友を救うためにゼロとなるなんて、何て健気な人なんだ。
感動に打ち震えている星刻を見つめるカレンとC.C.は呆れていた。
『『バカ?』』
やっぱり、こういうときだけは気持ちの通じる二人だ。
「それなのに、枢木スザクはゼロの手を取らなかった。それどころか裏切った」
「何!」
それは由々しき事だ。
「それ以来、ゼロの人間不信に拍車がかかり、今では一部の人間しか認めなくなっている」
「可愛そうに」
仮面の下に、そんな辛い過去があったとは。
「そうだ。なのに未だに枢木スザクの事を諦めてはいない」
「それはダメだ」
それでまた裏切られたら、心優しい(思い込みです)彼女(彼です)の事だ、また傷付いてしまう。
「そうだ。だからお前がゼロを救って見せろ」
「無論だ。ゼロは私が守る」
この役目は私の為にあるようなものだ。
他の誰にも渡しはしない。
決意を新たに燃える男。
それを冷めた目で見つめるのはカレンとC.C.。
『どうするのよコイツ?』
『面白そうだから放っておく』
『ルルーシュにバレたらどうするのよ?』
『心配ない』
『何で?』
『私がC.C.だからだ』
『だから意味分かんないんだけど』
『フッ』
『知らないからね』
『今から手を打つから大丈夫だ』
『任せるわ』
アイコンタクトで交わされているため、熱く燃えている星刻は気が付いていない。
C.C.はニヤリと笑うと、
「星刻」
「なんだ?」
「お前がゼロの正体を知っていると、ゼロに気付かせるなよ」
「ナゼだ?」
私が知っていると知れば、彼女も(彼です)安心するはずだ。
「バカか。ゼロは人間不信なんだぞ」
「だが!」
「アイツは正体を知られることを何よりも怯えている」
「何!」
「お前が怯えさせたら意味が無いだろ」
「確かに」
「それに、影からソッと支えてくれる男に女は弱いぞ」
アイツは男だから関係ないが。
「影から支えるか。それも悪くない」
「・・・・・・・・」
やっぱり星刻ってバカなのかしら?
ルルーシュは男だから意味が無い言葉なのに、真剣に聞いている。
カレンが呆れながら2人の遣り取りを聞いていると、
「ゼロ。私が影から支えよう」
星刻の熱い言葉にカレンはクラクラしてきた。
『どうだ?』
『悪くないんじゃない』
『さすが私だ』
『自画自賛しないの』
『何が悪い』
『もういい。何だかアンタと話していても終わらないような気がする』
『私はC.C.だからな』
『だからソレ意味分からないから』
見事にアイコンタクト。でも正確に意味が通じている。
「頼むぞ星刻」
ニヤリとC.C.は笑い。
「精々ゼロの為に頑張りなさいよ」
呆れながらカレンが言う。
「無論だ」
そして2人の様子に気が付かない星刻は熱く拳を握っていた。
☆思った以上に反響があって嬉しいです。
次からはルルーシュも出てきます。
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