諦めが肝心
黒子とギアスがメインかな?
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彼?彼女?【後編】
だが、救いの神が現れてしまった。
「何事だ?」
威厳のある声は。
「ゼロ」
それまでの猛禽類が嘘のように、恋する乙女と化したカレンの態度は自分に正直なのだろう。
見ていて呆れるが。
「またお前かC.C.」
何やら騒がしいと思って来てみれば、中央に位置するのは自分の共犯者たるC.C.だった。
「今回は不可抗力だぞ。だが、先に謝っておこう」
私はC.C.だからな。
何をしても許されるのだ。
謝ると言いつつも、態度は大きい。
「何の事だ?」
それよりも、一体何の騒ぎだと言うのだろう?
「さあな」
ここで馬鹿正直に言えば、怒鳴られるに決まっている。
ならだ、君子危うきに近付かずだ。
「だから、今回の・・・」
騒ぎの原因は何だと聞きたかったのだが。
「ゼロ!お話があります」
それよりも先に、真剣な表情のカレンが目に飛び込んできた。
「・・・・・・済まない。用事が・・・・・・」
嫌な予感に、逃げ道を探すが。
「女性と聞きました。本当なんですか」
誰にとは聞かなくても分かる。
自分が女である事を知っているのはC.C.だけだ。
「C.C.!」
お前というヤツは!
あれほど喋るなと念を押していたのに!
「だから、先に謝っただろうが」
フン。
「謝っていなかったぞ!」
だからお前というヤツは!
尚も怒りに任せて言い募ろうとしたのだが、それよりも先に予想不可能な事態が起こった。
「ゴメンなさい」
スポ。
言葉と共にカレンは、ゼロの仮面を取ってしまった。
「ほわぁぁぁ」
中から現れたのは、黒い髪が印象的な美少女。
「え?副会長?」
そこから現れたのは、自分の学園の女王様・・・もといお姫様的存在の副会長様だった。
そう、自分は免疫があるからこそ、この程度の衝撃で済んでいるが。
ヤバイと思って周囲を見回せば。
「「「「「「綺麗だ」」」」」
ウットリと見入っている団員の面々。
「あまり見るな。減るから」
自分が見詰める分には構わないが、下手な男共が見ているのは許せない。
「いや、減らないと思うが。それよりも、やっぱりお前が原因なんだな」
仮面を剥ぎ取られたショックから立ち直ると、元凶と思しき男に問いかけた。
「だから、不可抗力だ」
「意味が分からん。お前には秘密を守るという事もできないのか!」
それくらいはしてもらいたかったが、バレてしまったものは仕方がない。
「C.C.だからな」
ニヤリ。
「お前というヤツは!」
「だが、ちょうど良い機会だ」
「何がだ!」
これ以上混乱させてなるものか。
「お前と私の関係を知らせるな」
「はぁ?」
何の事だとルルーシュが首を傾げていると、力強い腕に抱きこまれると唇に当たる生生しい感触。
団員達がいる前でキスをされたのだ。
「という訳だ。これは私の女だからな、絶対に手を出すなよ」
初めて見せる本気の表情。
長く生きてきた中で身に付けただろう殺気は、カレンよりも上だった。
普段がちゃらんぽらんなC.C.からは考えられないほどの鋭利な殺気だ。
『『『『『『コワイ』』』』』』
ぶっちゃけ、本気で恐ろしい。
本気の恐怖を味わった面々は、ただ静かに頷くだけだった。
「素直なのが一番だな。行くぞルルーシュ。今度は誰にも邪魔されない所で可愛がってやろう」
ニヤリと、ルルーシュには見られないように周りを牽制すると、C.C.はルルーシュを連れていなくなってしまった。
後に残された面々は立て続けの出来事に、ゼロがブリタニア人だろうか女だろうかどうでも良くなってしまった。
ただ気になるのは、
「「「「「「C.C.が羨ましい!」」」」」
だった。
☆お待たせしました。
公認カップルになりましたよね?
「何事だ?」
威厳のある声は。
「ゼロ」
それまでの猛禽類が嘘のように、恋する乙女と化したカレンの態度は自分に正直なのだろう。
見ていて呆れるが。
「またお前かC.C.」
何やら騒がしいと思って来てみれば、中央に位置するのは自分の共犯者たるC.C.だった。
「今回は不可抗力だぞ。だが、先に謝っておこう」
私はC.C.だからな。
何をしても許されるのだ。
謝ると言いつつも、態度は大きい。
「何の事だ?」
それよりも、一体何の騒ぎだと言うのだろう?
「さあな」
ここで馬鹿正直に言えば、怒鳴られるに決まっている。
ならだ、君子危うきに近付かずだ。
「だから、今回の・・・」
騒ぎの原因は何だと聞きたかったのだが。
「ゼロ!お話があります」
それよりも先に、真剣な表情のカレンが目に飛び込んできた。
「・・・・・・済まない。用事が・・・・・・」
嫌な予感に、逃げ道を探すが。
「女性と聞きました。本当なんですか」
誰にとは聞かなくても分かる。
自分が女である事を知っているのはC.C.だけだ。
「C.C.!」
お前というヤツは!
あれほど喋るなと念を押していたのに!
「だから、先に謝っただろうが」
フン。
「謝っていなかったぞ!」
だからお前というヤツは!
尚も怒りに任せて言い募ろうとしたのだが、それよりも先に予想不可能な事態が起こった。
「ゴメンなさい」
スポ。
言葉と共にカレンは、ゼロの仮面を取ってしまった。
「ほわぁぁぁ」
中から現れたのは、黒い髪が印象的な美少女。
「え?副会長?」
そこから現れたのは、自分の学園の女王様・・・もといお姫様的存在の副会長様だった。
そう、自分は免疫があるからこそ、この程度の衝撃で済んでいるが。
ヤバイと思って周囲を見回せば。
「「「「「「綺麗だ」」」」」
ウットリと見入っている団員の面々。
「あまり見るな。減るから」
自分が見詰める分には構わないが、下手な男共が見ているのは許せない。
「いや、減らないと思うが。それよりも、やっぱりお前が原因なんだな」
仮面を剥ぎ取られたショックから立ち直ると、元凶と思しき男に問いかけた。
「だから、不可抗力だ」
「意味が分からん。お前には秘密を守るという事もできないのか!」
それくらいはしてもらいたかったが、バレてしまったものは仕方がない。
「C.C.だからな」
ニヤリ。
「お前というヤツは!」
「だが、ちょうど良い機会だ」
「何がだ!」
これ以上混乱させてなるものか。
「お前と私の関係を知らせるな」
「はぁ?」
何の事だとルルーシュが首を傾げていると、力強い腕に抱きこまれると唇に当たる生生しい感触。
団員達がいる前でキスをされたのだ。
「という訳だ。これは私の女だからな、絶対に手を出すなよ」
初めて見せる本気の表情。
長く生きてきた中で身に付けただろう殺気は、カレンよりも上だった。
普段がちゃらんぽらんなC.C.からは考えられないほどの鋭利な殺気だ。
『『『『『『コワイ』』』』』』
ぶっちゃけ、本気で恐ろしい。
本気の恐怖を味わった面々は、ただ静かに頷くだけだった。
「素直なのが一番だな。行くぞルルーシュ。今度は誰にも邪魔されない所で可愛がってやろう」
ニヤリと、ルルーシュには見られないように周りを牽制すると、C.C.はルルーシュを連れていなくなってしまった。
後に残された面々は立て続けの出来事に、ゼロがブリタニア人だろうか女だろうかどうでも良くなってしまった。
ただ気になるのは、
「「「「「「C.C.が羨ましい!」」」」」
だった。
☆お待たせしました。
公認カップルになりましたよね?
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プロフィール
HN:
伊月 優
性別:
女性
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