諦めが肝心
黒子とギアスがメインかな?
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パンドラの箱 1
☆アニャルルになる予定の話。
今回はジェレミアが出張っています。
パンドラの箱 1
小さいときの記憶は曖昧だ。
母が殺された時の記憶は鮮明なのに、その前後はあやふやだ。
「何故だ?」
何が邪魔をしている?
C.C.により記憶は全て戻ったはずだ。
だが、ルルーシュは納得できなかった。
皇帝のギアスは記憶の改竄。
子供の頃からの曖昧な記憶の根源は、記憶の改竄のせいではないのだろうか?
「ありえる」
皇帝がいつからギアスを使えたのかは知らないが、可能性だけならばある。
「試してみるべきか」
ジェレミアの能力を借りれば明らかになるだろう。
自分の記憶が正しいのか、それとも改竄されたものなのか。
「ルルーシュ様?」
ルルーシュが呼べは、ジェレミアの行動は早い。
「呼びつけて悪かったな」
「いいえ。ルルーシュ様のお呼びとあれば、このジェレミア何よりも優先いたします」
その言葉や行動は、ルルーシュが一番だと物語っている。
「頼みがある」
「ルルーシュ様の頼みとあれば、何でも叶えてみせます」
どんな無理難題だろうとも、ジェレミアには遣り遂げる自信があった。
なぜならばルルーシュ様の為だからだ。
「私に、お前のギアスを掛けて欲しい」
そうすればハッキリするはずだ。
「ルルーシュ様にですか?」
「そうだ」
「意味が無いのでは?」
私の能力ではルルーシュ様の役に立たないと思うのだが。
最もその分、全身全霊を掛けてルルーシュ様を守る覚悟はある、
「皇帝のギアスが掛かっている可能性がある」
不本意だが、可能性は棄てきれない。
「皇帝のですか?」
だがそれならば、
「そうだ」
「C.C.という女性が解除したのでは?」
そう効いていたのだが?
「そうだ。C.C.に解除して貰った。だが・・・・・」
未だに子供時代の記憶が繋がらない。
確かにギアスの力を得てからの記憶は鮮明だ。
子供のときの記憶は、日本に来てからのものならば鮮明に思い出せる。
だが、ブリタニアに居たときの記憶となると不鮮明なのだ。
「分かりました。ルルーシュ様が仰るのならば私のギアスを使いましょう」
それで納得されるのでしたら。
「頼む」
「イエス、ユア ハイネス」
言葉と共に、ジェレミアの瞳が赤く輝いた。
ギアスの発動だ。
だがルルーシュの意識はココまでだった。
強烈な脳への負担に意識が遠のいていくのが分かる。
「ル、ルルーシュ様!」
慌てているジェレミアの声が遠くから聞こえる。
その時にはルルーシュの意識は混沌の闇の中へと落ちていった。
ふと目を開けると、懐かしい風景。
母上やナナリーが健在であった頃のアリエス宮だ。
「懐かしい」
良く見れば母上の姿も見える。
これは自分の夢?
『ほら、ナナリーおいでよ』
『もう、お兄様ったら』
プーと頬を膨らませているナナリーは可愛らしい。
『こら、ルルーシュ、ナナリー。2人だけで遊んではダメよ○○○○とも遊んであげなさい』
優しく叱る母上は記憶のままだった。
だが、母上が呼んだもう一人の名前。
それが気になってしまった。
知っているのだ。母が言った名前。
知っているはずなのに思い出せない。
『はーい。お母様。それで○○○○と遊ぶわ』
『そうだね。○○○○とナナリーと俺と3人で遊ぶよ』
そうだ。
3人でよく遊んだ。
何よりも大切な妹達。
「妹達?」
妹ではなく妹達。
そうだ、ルルーシュにはもう1人妹が居た。
ナナリーの双子の姉。
活発なナナリーと、大人しいあの子。
正反対な妹達。
ルルーシュにとっては2人とも大切な存在だった。
「ナナリーとアーニャ」
それは、、ルルーシュの妹達の名前。
☆終わらなかったので、連載になりました。
アーニャの妹設定は、巷で見聞きするので伊月も便乗してみました。
次回はアーニャを出したい!
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