諦めが肝心
黒子とギアスがメインかな?
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片翼の天使 5
「ルルちゃん」
クラブハウス内の生徒会室に着くと、熱烈に歓迎してきたのはミレイだった。
「久しぶりです」
ココでは自分の方が年下なのだから、いつものような会話はできない。
ルルーシュの意図を見抜いたミレイも、一瞬で表情をいつもの生徒会長の顔に戻した。
「本当に久しぶり」
実は来るという連絡を貰って以来、ルルーシュは行方不明だったのだ。
「遅くなりました」
「本当にね」
一週間も行方不明で、どれだけアッシュフォードの人間が心配したことやら。
「無事に来たのだから許して下さい」
ニッコリとルルーシュが微笑めば、ミレイもそれ以上詮索できない。
ルルーシュの笑顔には絶対的な力が有るのだ。
「そ、そうね」
「はい」
「まったく。それよりも、生徒会のメンバーを紹介するわ」
ルルーシュが一度言わないと決めたことならば、ミレイには聞くことはできない。
「そうですね」
「スザクは・・・」
ルルーシュの後ろにベッタリと張り付いている。そう、本当に張り付いているのだ。
「紹介の必要はありません」
既に自己紹介知って貰っているし、何よりも今日一日で多少なりとも人柄?は分かった。
「そのようね。それで他のメンバーだけど」
まだ来ていないと言うつもりだったが、ちょうど生徒会室の扉が開いた。
中に入ってきたのはカレン、シャーリー、リヴァルだ。
「あら、ちょうど良いわ」
「「「会長?」」」
入ってきたばかりの3人には、話の内容が読めない。
「ルルちゃんに紹介するわ」
会長が示した先には転校生のルルーシュと意味も無くくっ付いているスザク。
「「「スザク」」君」
余りのべったりな姿に、3人は脱力してしまった。
「ルルちゃん。右側からカレン、シャーリー、リヴァルよ」
簡単にミレイが紹介すると、
「ルルーシュ・ランペルージです」
ルルーシュが簡単に自己紹介した。
「えっと、カレンよ。カレン・シュタットフェルトです」
「シャーリー・フェネットよ」
「リヴァル・カルデモンドだ」
三人が自己紹介をすると、
「3人ともルルちゃんと同じクラスなんだけど少しは話した?」
少しでも不安要素を取り除こうと同じクラスにしたのだけど、3人は何で複雑そうな顔をしているのかしら?
「「「スザクが邪魔して喋れなかった」の」よ」
3人の言葉に、ルルーシュにベッタリと張り付いているスザクが邪魔をしてもおかしくない。
「スザクくん」
何でそんな事をするの?
目で訴えてみれば、
「ルルーシュとの時間を邪魔するからです」
「・・・・・・・はぁ?」
それって、
「僕はルルーシュの傍に居たいんだ」
「バカか」
背後で力説するスザクに、ルルーシュの容赦ない突っ込み。
「だって、だって」
会えなかった分を埋めたいだけなのに。
「はいはい。分かったから離れろ」
引っ付いたままでは鬱陶しい。
「ヤダ」
だが、スザクは離れない。
「ちょっと、スザクくん」
ミレイが呆れて引き離そうと動いたが、それよりも早く行動したのは、
「鬱陶しいのよ」
強烈な力と共に二人を引き離したのは、一見穏やかな美少女。
だが実態は運動神経抜群の少女であるカレンだった。
「ぐぇ」
スザクの悲鳴が、カレンの力強さを物語っている。
さすがに転校して来たばかりのルルーシュを怯えさせるつもりは無いので、被害は全てスザクの方へいった。
「ちょっとカレン。いくら僕が相手だからって無茶しないでよ」
一瞬、本気で絞められた首を摩りながらスザクが言えば、
「アンタが相手じゃなかったら本気だなんて出さないわよ」
カレンだって相手を見極めて首を絞めたのだ。
「はい、そこまで。で、残りのメンバーはニーナよ」
「ニーナ?」
「そっ。あの子が残りの生徒会メンバーよ」
「ルルーシュはニーナの事を知っているの?」
スザクの疑問は、他のメンバーの疑問だった。
「ああ、一度だけだが会った事がある」
「そっか」
会長は仕方ないとしても、ニーナにまで先を越されていたのは辛い。
でもその分、これからもっとルルーシュの事を知っていけば良いのか。
クラブハウス内の生徒会室に着くと、熱烈に歓迎してきたのはミレイだった。
「久しぶりです」
ココでは自分の方が年下なのだから、いつものような会話はできない。
ルルーシュの意図を見抜いたミレイも、一瞬で表情をいつもの生徒会長の顔に戻した。
「本当に久しぶり」
実は来るという連絡を貰って以来、ルルーシュは行方不明だったのだ。
「遅くなりました」
「本当にね」
一週間も行方不明で、どれだけアッシュフォードの人間が心配したことやら。
「無事に来たのだから許して下さい」
ニッコリとルルーシュが微笑めば、ミレイもそれ以上詮索できない。
ルルーシュの笑顔には絶対的な力が有るのだ。
「そ、そうね」
「はい」
「まったく。それよりも、生徒会のメンバーを紹介するわ」
ルルーシュが一度言わないと決めたことならば、ミレイには聞くことはできない。
「そうですね」
「スザクは・・・」
ルルーシュの後ろにベッタリと張り付いている。そう、本当に張り付いているのだ。
「紹介の必要はありません」
既に自己紹介知って貰っているし、何よりも今日一日で多少なりとも人柄?は分かった。
「そのようね。それで他のメンバーだけど」
まだ来ていないと言うつもりだったが、ちょうど生徒会室の扉が開いた。
中に入ってきたのはカレン、シャーリー、リヴァルだ。
「あら、ちょうど良いわ」
「「「会長?」」」
入ってきたばかりの3人には、話の内容が読めない。
「ルルちゃんに紹介するわ」
会長が示した先には転校生のルルーシュと意味も無くくっ付いているスザク。
「「「スザク」」君」
余りのべったりな姿に、3人は脱力してしまった。
「ルルちゃん。右側からカレン、シャーリー、リヴァルよ」
簡単にミレイが紹介すると、
「ルルーシュ・ランペルージです」
ルルーシュが簡単に自己紹介した。
「えっと、カレンよ。カレン・シュタットフェルトです」
「シャーリー・フェネットよ」
「リヴァル・カルデモンドだ」
三人が自己紹介をすると、
「3人ともルルちゃんと同じクラスなんだけど少しは話した?」
少しでも不安要素を取り除こうと同じクラスにしたのだけど、3人は何で複雑そうな顔をしているのかしら?
「「「スザクが邪魔して喋れなかった」の」よ」
3人の言葉に、ルルーシュにベッタリと張り付いているスザクが邪魔をしてもおかしくない。
「スザクくん」
何でそんな事をするの?
目で訴えてみれば、
「ルルーシュとの時間を邪魔するからです」
「・・・・・・・はぁ?」
それって、
「僕はルルーシュの傍に居たいんだ」
「バカか」
背後で力説するスザクに、ルルーシュの容赦ない突っ込み。
「だって、だって」
会えなかった分を埋めたいだけなのに。
「はいはい。分かったから離れろ」
引っ付いたままでは鬱陶しい。
「ヤダ」
だが、スザクは離れない。
「ちょっと、スザクくん」
ミレイが呆れて引き離そうと動いたが、それよりも早く行動したのは、
「鬱陶しいのよ」
強烈な力と共に二人を引き離したのは、一見穏やかな美少女。
だが実態は運動神経抜群の少女であるカレンだった。
「ぐぇ」
スザクの悲鳴が、カレンの力強さを物語っている。
さすがに転校して来たばかりのルルーシュを怯えさせるつもりは無いので、被害は全てスザクの方へいった。
「ちょっとカレン。いくら僕が相手だからって無茶しないでよ」
一瞬、本気で絞められた首を摩りながらスザクが言えば、
「アンタが相手じゃなかったら本気だなんて出さないわよ」
カレンだって相手を見極めて首を絞めたのだ。
「はい、そこまで。で、残りのメンバーはニーナよ」
「ニーナ?」
「そっ。あの子が残りの生徒会メンバーよ」
「ルルーシュはニーナの事を知っているの?」
スザクの疑問は、他のメンバーの疑問だった。
「ああ、一度だけだが会った事がある」
「そっか」
会長は仕方ないとしても、ニーナにまで先を越されていたのは辛い。
でもその分、これからもっとルルーシュの事を知っていけば良いのか。
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プロフィール
HN:
伊月 優
性別:
女性
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